うるま陶器の青い器に魅せられて。沖縄の海を感じる「やちむん」の魅力

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沖縄旅行の思い出に、あるいは日々の食卓を鮮やかに彩る特別な一枚として、心に残る器を探していませんか?沖縄のどこまでも青い海と空をそのまま写し取ったかのような「うるま陶器」の青い器は、一度見たら忘れられないほどの強い印象を与え、多くの人々を魅了し続けています。

沖縄の伝統的な焼き物である「やちむん」のひとつでありながら、モダンな感性が光るうるま陶器。その最大の特徴は、「うるまブルー」と名付けられた吸い込まれそうなほど美しい青色です。

この記事では、沖縄の自然の恵みと作り手の想いが込められた、うるま陶器の青い器の魅力に迫ります。工房はどこにあるのか、どんな種類の器があるのか、そしてどこで手に入れることができるのか。沖縄の風を感じる、あなただけのとっておきの器を見つけるための情報をお届けします。

うるま陶器の青い器|沖縄の海を写した「うるまブルー」の魅力

うるま陶器の器がなぜこれほどまでに人々を引きつけるのか、その秘密は沖縄の壮大な自然を表現した唯一無二の色とデザインにあります。伝統的な「やちむん」の温かみを持ちながらも、現代のライフスタイルにすっと溶け込むモダンさを兼ね備えているのが大きな魅力です。

心奪われる鮮やかな青色「うるまブルー」の秘密

うるま陶器の代名詞ともいえるのが、鮮やかな「うるまブルー」です。 これは、陶芸家である佐藤慎児さんが、飛行機の窓から見下ろした沖縄の海の景色にインスピレーションを受けて生み出した色なのだそうです。 白い砂浜から波打ち際の淡い水色、そして沖へ向かうにつれて深みを増す濃い青、さらにはサンゴ礁(リーフ)のグリーンまで、沖縄の海の美しいグラデーションが見事に表現されています。

この美しい青の表現には、琉球ガラスが使われていることも特徴の一つです。 器の底や模様の一部に琉球ガラスを溶け込ませることで、光を受けるとキラキラと輝き、まるで太陽の光が差し込む沖縄の透き通った海の中を覗いているかのような、みずみずしい透明感を演出しています。 また、海岸で収集した再生ガラスを100%使用するなど、沖縄の自然を愛する作家ならではの、環境に配慮したサステナブルな取り組みも行われています。

伝統とモダンが融合したデザイン

うるま陶器は、「やちむん」という沖縄の伝統的な焼き物の流れを汲んでいます。 やちむんの魅力は、沖縄の土を使ったぽってりとした厚みと、素朴で温かみのある風合いにあります。 うるま陶器の器も、手に取るとしっくりと馴染むような、手仕事ならではの温かさを感じることができます。

しかし、そこに留まらないのがうるま陶器の真骨頂です。伝統的なやちむんの技法を大切にしながらも、現代の食卓に合うモダンで斬新なデザインが取り入れられています。 例えば、沖縄の海をそのまま切り取ったようなデザインは、和食だけでなく、パスタやサラダなどの洋食にも不思議とマッチします。 料理を盛り付けることで「うるまブルー」が一層引き立ち、いつもの食事がワンランクアップしたように感じられるでしょう。 この伝統とモダンの絶妙なバランスが、流行に左右されず長く愛用できる理由の一つと言えます。

毎日の食卓を彩る使いやすさ

どれだけ美しい器でも、使いにくければ食器棚の奥に眠ってしまいがちです。その点、うるま陶器は日常使いを意識して作られているため、見た目の美しさだけでなく、実用性にも優れています。

多くのやちむんがそうであるように、うるま陶器の器も厚手でしっかりとした作りが特徴です。 この厚みは、料理の温度を保ちやすく、また丈夫で割れにくいというメリットにも繋がります。普段使いはもちろん、少し特別な日のおもてなしまで、様々なシーンで安心して使うことができます。ぷっくりとした丸みのあるフォルムは、手に持った時のフィット感も抜群です。

実際に工房を訪れた人々からは、「手に持った時のしっくり感で選んだ」という声も聞かれます。 お気に入りの器で食事をする時間は、日々の暮らしにささやかな喜びと潤いをもたらしてくれるはずです。

うるま陶器の作り手|陶芸家・佐藤慎児さんの想い

うるま陶器の美しい青い器は、陶芸家・佐藤慎児さんの手によって一つひとつ生み出されています。彼の経歴や作陶に対するこだわりを知ることで、器に込められた温かみや背景にある物語をより深く感じることができるでしょう。

佐藤慎児さんの経歴と作陶へのこだわり

うるま陶器の陶主である佐藤慎児さんは、沖縄の伝統的なやちむんの世界に、琉球ガラスや爽やかなブルーを取り入れるという新しい風を吹き込んだ、新進気鋭の陶芸家として注目されています。 彼の作風の原点には、沖縄の豊かな自然、特に東海岸に位置するうるま市の美しい海があります。

佐藤さんは、伝統的なやちむんの技術を尊重しつつも、それに縛られることなく、新たな技法や斬新な発想を積極的に取り入れ、オリジナリティあふれる作品を次々と生み出してきました。 例えば、作品に100%再生ガラスを使用するという試みもその一つです。 これは単に美しいだけでなく、沖縄の環境を守りたいという作家の強い想いが込められています。一つひとつの作品が手作りであるため、色合いや形、模様の出方が微妙に異なり、それぞれが世界に一つだけの表情を持っています。

「日常に溶け込む器」というコンセプト

佐藤さんが目指しているのは、特別な日にだけ使うような芸術品ではなく、日々の暮らしの中で気軽に使える、生活に寄り添う器です。実際に使ってみると、和食、洋食、中華など、どんなジャンルの料理も見事に引き立ててくれることに驚かされます。
「うるまブルー」の鮮やかさが、食材の色をより一層美味しそうに見せてくれるのです。例えば、シンプルなサラダを盛り付けるだけで、まるでカフェのようなおしゃれな一皿になります。購入した人からは、「我が家では毎日活躍中です」といった声も聞かれるほど、その使いやすさには定評があります。 このように、日々の食卓に彩りを与え、食事の時間をより楽しいものにしてくれることこそ、うるま陶器が多くの人に愛される理由なのでしょう。

一つひとつに込められた手仕事の温かみ

うるま陶器の工房では、佐藤さんが一つひとつ手作業で器を制作しています。 そのため、すべての器が一点物であり、同じデザインのものでも、色の濃淡、ガラスの溶け具合、フォルムの揺らぎなど、それぞれに個性があります。

工房に併設されたギャラリーでは、たくさんの器が並んでいますが、その中から自分だけのお気に入りを見つけ出す時間は、まさに宝探しのようです。 手に取ってみて、その重みや手触り、持った時の馴染み具合を確かめながら、じっくりと選ぶことができます。 機械による大量生産品にはない、手仕事ならではの不均一さや温もりが、器に深い味わいと愛着をもたらしてくれます。沖縄の風土と作り手の温かい想いが込められた器は、使うたびに沖縄の旅の思い出を蘇らせてくれるでしょう。

やちむんとは?
「やちむん」とは、沖縄の方言で「焼き物」を意味する言葉です。 琉球王国時代から続く伝統的な陶器で、ぽってりとした厚みと、魚や植物などをモチーフにした力強い絵付けが特徴です。 沖縄の土を使って作られ、人々の暮らしに寄り添う器として長く愛されてきました。

うるま陶器はどこで買える?工房と取扱店ガイド

沖縄の海の色を閉じ込めたような「うるま陶器」。その美しい青い器を実際に手に取ってみたい、購入したいと考えている方のために、工房の場所から全国の取扱店、オンラインでの購入方法までを詳しくご紹介します。

沖縄の風を感じる「うるま陶器」の工房&ギャラリー

うるま陶器の魅力を最も体感できるのは、やはり沖縄県うるま市にある工房兼ギャラリーです。 人気のドライブコースである海中道路のすぐ近くにあり、美しい海の景色を楽しんだ後に立ち寄るのにも最適なロケーションです。
工房に併設されたギャラリーでは、制作されたばかりの様々な種類の器が所狭しと並んでいます。 全てが手作りの一点物なので、色味や形が少しずつ違う器の中から、自分の目で見て、手で触れて、じっくりとお気に入りを選ぶことができます。 また、工房では制作風景を見学できることもあり、職人の手によって器が生み出される過程を間近に感じる貴重な体験ができます。 アウトレット商品など、直営店でしか手に入らない掘り出し物に出会える可能性もあります。

施設名 うるま陶器
住所 沖縄県うるま市与那城屋慶名405
営業時間 10:00 〜 16:00
定休日 なし(年中無休)
駐車場 あり(4台程度)
備考 作陶に集中するため電話番号は非公開

全国のセレクトショップ・取扱店情報

沖縄までなかなか行けないという方でも、うるま陶器の器を手に入れるチャンスはあります。全国には、やちむんや沖縄の工芸品を専門に扱うセレクトショップがあり、そうした店舗でうるま陶器の作品が取り扱われていることがあります。

例えば、東京・自由が丘にある「ニライカナイ自由が丘」や、大阪にある「よーりよーり」といった、やちむんのセレクトショップで取り扱いがあるようです。 こうした店舗では、店主がこだわりを持ってセレクトした器が並んでいるため、うるま陶器以外の素敵なやちむんに出会えるかもしれません。ただし、入荷状況は時期によって変動するため、訪問前には各店舗のSNSやウェブサイトで最新の情報を確認することをおすすめします。人気が高いため、入荷後すぐに売り切れてしまうことも少なくありません。

自宅で気軽に選べるオンラインストア

うるま陶器は、以前はオンライン販売を行っていませんでしたが、現在ではいくつかのオンラインストアで購入することが可能です。 公式のオンラインストアのほか、やちむんを専門に扱うセレクトショップのECサイトなどで取り扱いがあります。

オンラインストアのメリットは、なんといっても自宅にいながらゆっくりと商品を選べることです。沖縄の工房まで足を運ぶのが難しい方や、忙しくて店舗に行く時間がない方にとっては非常に便利です。ただし、うるま陶器は非常に人気が高く、オンラインストアでも「SOLD OUT」となっていることが頻繁にあります。 気になる商品を見つけたら、再入荷通知を登録しておくなど、こまめにサイトをチェックするのがおすすめです。一点物であるため、写真と実物の色合いが微妙に異なる場合がある点も理解しておくと良いでしょう。

ふるさと納税でお得に手に入れる方法

意外と知られていないかもしれませんが、うるま陶器の器はうるま市のふるさと納税の返礼品としても提供されています。 これは、うるま陶器をお得に手に入れることができる魅力的な方法の一つです。

返礼品としては、マグカップのペアセットなどが用意されているようです。 ふるさと納税を活用すれば、実質的な自己負担額を抑えながら、憧れのうるま陶器を手に入れることができます。また、寄付を通じてうるま市の地域振興にも貢献できるというメリットもあります。返礼品の内容は時期によって変わる可能性があるため、ふるさと納税サイトで「うるま市」や「うるま陶器」と検索して、最新の情報を確認してみてください。

人気のアイテムを一挙紹介!うるま陶器の青い器コレクション

うるま陶器では、日々の食卓で活躍する様々な種類の器が作られています。沖縄の海を映した「うるまブルー」は、どんなアイテムになってもその魅力を失いません。ここでは、特に人気のある代表的なアイテムをご紹介します。

食事が楽しくなるお皿・プレート類

うるま陶器の中でも特に人気が高いのが、大小さまざまなサイズのお皿やプレートです。朝食のパンを乗せるプレートから、パスタ皿、メインディッシュ用のお皿、取り皿として重宝する小皿まで、用途に合わせて選べる豊富なラインナップが魅力です。

うるまブルーの鮮やかなお皿は、料理を乗せることでその真価を発揮します。 例えば、緑の野菜がみずみずしいサラダや、トマトソースの赤が鮮やかなパスタなどを盛り付けると、色のコントラストが美しく、料理をより一層美味しそうに見せてくれます。砂浜の白から海の青へと続くグラデーションが美しいプレートは、まるで食卓に小さな沖縄のビーチが現れたかのよう。いつもの料理も、このお皿に盛り付けるだけで特別な一品に変わります。

ほっと一息つけるマグカップ・フリーカップ

コーヒーやお茶を飲む時間を豊かにしてくれるマグカップやフリーカップも、定番の人気アイテムです。 ぷっくりとした丸みのあるフォルムは、両手で包み込むように持つと、手仕事ならではの土の温もりが伝わってきて、心からリラックスできます。

カップの底に琉球ガラスが埋め込まれたデザインのものは、飲み物を注ぐとキラキラと輝き、まるで沖縄の海の中を覗いているような気分にさせてくれます。 ハレクラニ沖縄やザ・リッツ・カールトン沖縄といった高級リゾートホテルの客室や朝食会場でも、うるま陶器のマグカップが使用されており、その質の高さとデザイン性がうかがえます。 自宅にいながら、沖縄のリゾートで過ごすような優雅なティータイムを演出してみてはいかがでしょうか。

ご飯がすすむ茶碗・どんぶり

毎日の食卓に欠かせないご飯茶碗や、麺類・丼ものにぴったりのどんぶりも作られています。手にしっくりと馴染むサイズ感と、安定感のある形が特徴です。内側に広がるうるまブルーは、炊きたての白いご飯をより一層美味しく見せてくれます。

小さめのどんぶりは、沖縄そばはもちろん、うどんやラーメン、海鮮丼など、様々なメニューに活躍します。 器の外側はシンプルなデザインでも、内側に鮮やかな青が広がっているデザインもあり、食べるにつれて美しい海の景色が現れるという楽しみもあります。日々の食事の中心となるアイテムだからこそ、お気に入りのデザインのものを選べば、食事の時間がもっと待ち遠しくなるはずです。

食卓のアクセントになる小鉢・豆皿

食卓にもう一品加えたい時に活躍するのが、小鉢や豆皿です。 副菜を盛り付けたり、お漬物や薬味を入れたり、あるいは醤油皿として使ったりと、小さいながらも使い道は無限大です。

うるまブルーの豆皿は、テーブルの上にあるだけで食卓全体が華やかになり、コーディネートの良いアクセントになります。 いくつか揃えて並べるだけで、まるで沖縄の海から拾い集めてきた貝殻のようにも見え、食卓を楽しく彩ってくれます。アクセサリートレイとして使うなど、食器以外の用途でインテリアに取り入れるのも素敵です。比較的手に取りやすい価格帯のものが多いため、うるま陶器を初めて購入する方への入門アイテムとしてもおすすめです。

まとめ:うるま陶器の青い器で、沖縄の思い出を食卓へ

この記事では、沖縄の海を映し出す「うるま陶器」の青い器について、その魅力や作り手の想い、購入方法などを詳しくご紹介しました。

  • うるま陶器の魅力: 沖縄の海の美しいグラデーションを表現した「うるまブルー」と、琉球ガラスの輝きが最大の特徴です。
  • 伝統とモダンの融合: やちむんの温かみを持ちつつ、現代の食卓にも馴染むモダンなデザインで、和食から洋食まで幅広く活躍します。
  • 作り手・佐藤慎児さん: 沖縄の自然への愛情と、日常で気軽に使える器を作りたいという想いが、一つひとつの作品に込められています。
  • 購入方法: 沖縄・うるま市の工房兼ギャラリーのほか、全国のセレクトショップやオンラインストア、ふるさと納税の返礼品としても手に入れることができます。

うるま陶器の青い器は、単なる食器ではなく、沖縄の美しい風景や旅の楽しい思い出を食卓に運んできてくれる特別な存在です。 手作りの一点物の中から、自分だけのお気に入りを見つける時間もまた、旅の素敵な思い出の一部となるでしょう。 沖縄旅行を計画している方は、ぜひ海中道路の近くにある工房を訪れて、その美しい青の世界に触れてみてください。そして、お気に入りの一枚を、ぜひあなたの日常にお迎えしてみてはいかがでしょうか。

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