沖縄旅行の計画を立てているあなたへ。歴史と文化が息づく首里の街で、心に残るカフェタイムを過ごしませんか?今回ご紹介するのは、ゆいレール首里駅から徒歩数分の路地裏に佇む「カフェ CONTE(コント)」。 地元の食材をふんだんに使った体に優しい料理と、こだわりのコーヒー、そして洗練された空間が魅力の人気店です。
店内は大きな窓から光が差し込む、広々として落ち着いた雰囲気。 まるで隠れ家のような空間で、旅の疲れを癒しながら、沖縄ならではの食材の美味しさをじっくりと味わうことができます。この記事では、そんなカフェ CONTE(コント)の魅力的なメニューから、アクセス方法、さらには周辺の観光スポットまで、沖縄旅行がもっと楽しくなる情報を詳しくお伝えします。首里城観光の合間に、ぜひ立ち寄ってみてください。
カフェ CONTE(コント)首里店の基本情報と魅力
那覇市首里の閑静な住宅街にひっそりと佇む「カフェ CONTE(コント)」は、沖縄の食材を中心とした料理や、こだわりのオリジナル焙煎コーヒーが楽しめるカフェレストランです。 2015年のオープン以来、地元の人々はもちろん、多くの観光客からも愛されています。 その人気の秘密は、料理の美味しさだけでなく、お店が持つ独自のコンセプトや、訪れる人を温かく迎え入れる心地よい雰囲気にあります。まずは、そんなCONTEの基本的な情報と、人々を引きつけてやまない魅力の核心に迫ります。
明日からのGW、沖縄に行かれるという皆様。首里にある「CONTE_」がオススメですよ。沖縄の野菜とお肉を使ったプレートは絶品なのです。できることなら私は、この店の近所に住みたいほどです。。。 pic.twitter.com/RB8KrpSrxG
— yamato (@yamanoborizm) April 26, 2019
どんなお店?コンセプトと雰囲気
CONTE(コント)という店名は、フランス語で「物語」「ショートストーリー」を意味します。 食材が生産者から届けられ、一皿の料理になるまでの様々な物語を大切にしたい、というオーナー夫妻の想いが込められています。 そのコンセプト通り、店内には沖縄の旬の野菜や食材がディスプレイされ、食材や土地への深い愛情が感じられる空間が広がっています。
お店の外観は控えめな看板で隠れ家のような雰囲気ですが、一歩足を踏み入れると、高い天井と大きな窓からたっぷりと自然光が差し込む、開放的で清潔感のある空間が迎えてくれます。 広々とした店内は席の間隔もゆったりと取られており、一人でのんびり過ごすのはもちろん、友人や大切な人との会話を楽しむのにも最適です。 洗練されていながらも温かみのあるインテリアの中で、穏やかな沖縄時間を満喫できるでしょう。
週末に訪れた首里のカフェCONTE。料理がおいしいからコロッケ、スープをテイクアウトして、10種の野菜盛り合わせはゴーヤーやハンダマ、ヘチマなど素朴な味わいでヘルシーさ満載。あとあとクッキー缶に自家製クッキー詰めてこれめちゃお気に入り。那覇で一押しのカフェ、行ってみてね〜☝️ pic.twitter.com/Y4cmWqjf7W
— みやねえ|沖縄ライター・編集者@10/29 ライターヴィレッジ開講 (@miya_nee) August 31, 2020
アクセスと駐車場情報

カフェ CONTE(コント)は、ゆいレール「首里駅」から徒歩約4〜5分という、観光客にとってもアクセスしやすい場所にあります。 首里城公園からも近いため、首里城観光の前後に立ち寄るのにも大変便利です。
| 駐車場名 | 所在地 | 備考 |
|---|---|---|
| リパーク首里鳥堀町1丁目第2 | 沖縄県那覇市首里鳥堀町1丁目38−2 | お店の向かい側にある駐車場。 |
| Dパーキング那覇市首里赤田第1 | 沖縄県那覇市首里赤田町1丁目18 | 徒歩1分圏内。 |
営業時間と定休日、予約について
カフェ CONTE(コント)を訪れる際には、事前に営業時間と定休日を確認しておくことが大切です。人気店のため、特にランチタイムは満席になることも少なくありません。
基本情報
- 営業時間: 11:00 〜 17:00 (L.O. 16:00)
- 定休日: 月曜日、水曜日
- 電話番号: 098-943-6239
- 支払い方法: クレジットカード可
沖縄の恵みが詰まった絶品メニュー

カフェ CONTE(コント)の最大の魅力は、なんといっても沖縄の豊かな食材をふんだんに使用した料理の数々です。 県産豚や新鮮な近海魚、色とりどりの島野菜など、旬の味覚を存分に味わえるメニューが揃っています。 一皿一皿にシェフのこだわりと食材への愛情が感じられ、見た目にも美しく、体にも優しい料理が楽しめます。ここでは、ランチの人気メニューからこだわりのスイーツ、ドリンクまで、CONTE自慢の味をご紹介します。
今宵の満月conte🌕
首里の満月の夜は美味しい夜でした。
ひさしぶりだったのでとても嬉しかった。 pic.twitter.com/hsl1Pxgbnp— みほみほみ (@mihomihomi8) November 19, 2021
大人気のランチプレート「コントのひとさら」
CONTEのランチタイムには、通常4種類ほどのメインディッシュから選べるプレートが用意されています。 どのプレートにも、メインに負けないほどたっぷりの島野菜を使ったデリ(西洋風のお惣菜)が添えられており、一皿で沖縄の旬をまるごと味わえるのが特徴です。
中でもオープン当初からの看板メニューが「県産豚のロースト」です。 絶妙な火加減で焼き上げられた豚肉はジューシーで食べ応えがあり、添えられたマスタードソースとの相性も抜群です。
その他にも、定番の「県産豚挽肉とじゃがいものコロッケ ヨーグルトスパイスソース添え」は、豚肉の旨味とじゃがいもの甘みが詰まった熱々のコロッケに、オリジナルのスパイスソースがアクセントとなっています。 また、魚料理は信頼する魚屋から仕入れる新鮮な魚を使い、その日の魚に合わせた調理法で提供されるため、訪れるたびに新しい味に出会える楽しみもあります。
こだわりのスイーツメニュー
ランチでお腹を満たした後は、ぜひ別腹でスイーツも楽しんでください。CONTEのスイーツはすべて、コーヒーや紅茶との相性を考えて、少し甘さ控えめに作られているのが特徴です。
定番人気の「ベイクド チョコレートチーズケーキ」は、濃厚ながらも後味はさっぱりとしており、コーヒーと一緒にいただくことで、コーヒーが持つ本来の甘みを引き出してくれます。 また、「アーモンド、くるみ、ピーカンナッツのタルト」は、3種類のナッツの香ばしさと食感が楽しく、紅茶とのペアリングもおすすめです。
さらに、手土産にもぴったりなオリジナルの「厚焼きクッキー」も見逃せません。 カレンツ(小粒のレーズン)とナッツ、イチジクとカシューナッツなど、様々なフレーバーがあり、ザクザクとした食感が楽しめます。店内でミルクアイスを添えていただくこともできます。
オリジナルドリンクとコーヒー
CONTEでは、料理やスイーツだけでなく、ドリンクメニューにもこだわりが詰まっています。特にコーヒーは、オリジナルで焙煎した豆を使用し、ハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れています。 落ち着いた空間で、香り高いコーヒーを片手にゆっくりと過ごす時間は、まさに至福のひとときです。
コーヒー以外にも、自家製のジンジャーエールやフルーツビネガーを使ったソーダなど、手作りのドリンクが揃っています。 また、アルコールメニューも充実しており、ナチュラルワインや県産のクラフトビール、そして沖縄ならではの泡盛も楽しめます。 泡盛はソーダで割ることで爽やかな味わいになり、ランチにもよく合うと評判です。 首里の街を散策する際には、コーヒーなどをテイクアウトするのもおすすめです。
カフェ CONTE(コント)での豊かな過ごし方

カフェ CONTE(コント)は、ただ食事をするだけの場所ではありません。洗練された空間デザイン、窓の外に広がる穏やかな景色、そして食以外の楽しみも提供してくれるギャラリースペースなど、訪れる人が思い思いの時間を豊かに過ごせる工夫が随所に散りばめられています。ここでは、CONTEの魅力をさらに深く味わうための、おすすめの過ごし方をご紹介します。
窓から見える景色と店内のこだわり
店内に入ってまず目を引くのは、大きな窓から見える首里の街並みです。高い位置にある窓からは、沖縄の伝統的な赤瓦の屋根や緑豊かな木々が織りなす、穏やかでどこか懐かしい風景を眺めることができます。この景色を眺めながら食事をするだけで、心が和み、ゆったりとした気持ちになれるでしょう。
また、CONTEの魅力はインテリアにも表れています。シンプルながらも温かみのある木製のテーブルや椅子、そして料理を一層引き立てる美しい器の数々。実は、店内で使われている器は、沖縄県内で活躍する作家さんのものが中心です。料理と共に、沖縄の工芸品である「やちむん(焼き物)」の魅力に触れられるのも、CONTEならではの体験と言えるでしょう。
併設のギャラリースペースの楽しみ方
店内の一角には、ギャラリースペースが設けられており、定期的に様々な展示やイベントが開催されています。 沖縄の作家による器や工芸品の展示販売会、あるいは音楽ライブなど、その内容は多岐にわたります。
食事を楽しんだ後に、ギャラリーで沖縄の文化やアートに触れる時間は、旅の思い出をより一層深いものにしてくれるはずです。イベント情報は公式サイトやSNSで告知されるため、訪れる前にチェックしてみるのがおすすめです。また、ギャラリースペースでは、人気のパン屋「宗像堂」のパンや、沖縄の調味料、セレクトされた器などを購入することもできます。 旅の記念やお土産を探すのにもぴったりの場所です。
どんなシーンにおすすめ?
CONTEの落ち着いた雰囲気と、ゆったりとした席の配置は、様々なシーンでの利用を可能にしています。
- おひとりさまで: カウンター席や窓際の席で、外の景色を眺めながら読書をしたり、物思いにふけったりと、自分だけの時間を静かに過ごしたい方に最適です。
- 友人とのランチに: 広々としたテーブル席で、美味しいランチプレートを囲みながら、会話に花を咲かせるのも楽しいでしょう。おしゃれな空間は、女子会にもぴったりです。
- カップルでのデートに: 洗練された雰囲気と美味しい料理は、大切な人とのデートにもおすすめです。 昼のカフェタイムはもちろん、不定期で開催される夜のコース料理(要予約)を利用すれば、さらに特別な時間を過ごすことができます。
首里観光と合わせて立ち寄りたい周辺スポット

カフェ CONTE(コント)は、琉球王国の歴史と文化が色濃く残る首里エリアに位置しています。せっかくCONTEを訪れるなら、ぜひ周辺の観光スポットにも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。世界遺産から風情ある石畳の道まで、沖縄の歴史を感じられる場所がたくさんあります。CONTEでの素敵なカフェタイムと合わせて、首里の街の魅力を満喫するプランをご紹介します。
世界遺産・首里城公園
CONTEから歩いて行ける距離にあるのが、沖縄のシンボルともいえる首里城公園です。琉球王国時代の政治・文化の中心地であった首里城は、2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。鮮やかな朱色の正殿は、琉球独自の建築様式と中国・日本の文化が融合した美しい姿を誇ります。
公園内は非常に広く、守礼門(しゅれいもん)や園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)など、数多くの見どころが点在しています。高台からは那覇の街並みを一望でき、琉球の王様たちも同じ景色を見ていたのかと、歴史のロマンに思いを馳せることができます。CONTEでランチを楽しんだ後に、ゆっくりと時間をかけて散策するのがおすすめです。
石畳道が美しい金城町石畳道
首里城の南側、坂道に沿って続く「金城町石畳道(きんじょうちょういしだたみみち)」も、ぜひ訪れたいスポットの一つです。この道は、琉球石灰岩が敷き詰められた古道で、かつては首里城から那覇港方面へ続く主要な道の一部でした。
「日本の道100選」にも選ばれており、道の両脇には赤瓦の古民家や、うっそうと茂る木々が続き、まるで琉球時代にタイムスリップしたかのような風情ある景観が広がっています。特に、樹齢300年以上といわれる大アカギの木はパワースポットとしても知られ、多くの観光客が訪れます。急な坂道なので歩きやすい靴が必須ですが、石畳の感触を足で感じながら、ゆっくりと散策を楽しんでみてください。
伝統的な琉球菓子が味わえるお店
首里エリアには、古くから続く和菓子屋さんならぬ「琉球菓子」のお店が点在しています。琉球菓子は、かつて王族や貴族をもてなすために作られた伝統的なお菓子で、上品な甘さと美しい見た目が特徴です。
代表的なものには、中国からの冊封使(さっぽうし:皇帝の使者)をもてなしたとされる「ちんすこう」の原型や、鶏卵をふんだんに使った焼き菓子「鶏卵糕(ちいるんこう)」、胡麻やピーナッツの餡が入った「薫餅(くんぺん)」などがあります。CONTEでのお土産に焼き菓子を選ぶのも良いですが、歴史ある琉球菓子店の味を試してみるのも、首里ならではの楽しみ方です。散策の途中で見つけたお店にふらりと立ち寄り、旅の思い出にひとつ購入してみてはいかがでしょうか。
まとめ:カフェ CONTE(コント)首里店で、心に残る沖縄時間を

沖縄・首里の路地裏に佇む「カフェ CONTE(コント)」は、ただ食事をするだけの場所ではなく、訪れる人々に豊かで穏やかな時間を提供してくれる特別な空間です。
沖縄の太陽を浴びて育った新鮮な食材をふんだんに使った、体に優しく見た目にも美しい料理の数々。 一杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れられる香り高いコーヒーと、それに合わせて作られた甘さ控えめの絶品スイーツ。 そして、大きな窓から光が差し込む開放的で洗練された店内は、旅の疲れを癒し、心を解きほぐしてくれます。
首里城公園や金城町石畳道といった歴史的な名所にも近く、観光の合間に立ち寄るのにも最適です。 次の沖縄旅行では、ぜひカフェ CONTE(コント)を訪れて、沖縄の食材が持つ物語に耳を傾けながら、あなただけの特別な「ショートストーリー」を紡いでみてはいかがでしょうか。事前の電話予約をおすすめします。


