平和通りのせんべろ巡り!沖縄旅行で絶対行きたい名店と楽しみ方

沖縄カフェ&グルメ巡り

沖縄旅行の醍醐味といえば、美しい海や独特の文化、そして美味しいグルメですよね。中でも、地元の人々と触れ合いながらリーズナブルにお酒を楽しめる「せんべろ」は、沖縄の夜をディープに味わうためのとっておきの体験です。特に那覇市の国際通りからすぐの場所にある「平和通り」周辺は、数多くのせんべろ店が軒を連ねる、まさにせんべろの聖地ともいえる場所です。

この記事では、沖縄旅行を計画しているせんべろ初心者の方でも安心して楽しめるように、平和通り周辺のせんべろの魅力から、おすすめのお店、さらには周辺の観光スポットまで、やさしくわかりやすくご紹介します。レトロで活気あふれるアーケード街で、地元の人に混じって乾杯すれば、きっと忘れられない沖縄の思い出が作れるはずです。さあ、一緒に平和通りのせんべべろの世界へ出発しましょう!

平和通りで楽しむ「せんべろ」の魅力とは?

那覇市の中心部に位置し、多くの観光客で賑わう平和通り。ここでは、沖縄ならではの温かい雰囲気の中、非常にお得にお酒を楽しむ「せんべろ」文化が根付いています。まずは、せんべろの基本的な知識と、なぜ平和通りがこれほどまでに人々を引きつけるのか、その魅力の秘密に迫ってみましょう。

そもそも「せんべろ」って何?

「せんべろ」とは、「1,000円でべろべろに酔える」という言葉の略で、多くの場合、お酒3杯とおつまみ1品などがセットになったお得なメニューのことを指します。 もちろん、本当にべろべろになる必要はなく、「1,000円程度で気軽に楽しめるセット」と捉えてください。お店によって内容は様々で、ドリンク2杯+おつまみ2品だったり、串揚げ10本+ドリンク3杯といった驚くほどコストパフォーマンスの高いセットも存在します。

このせんべろ文化は、物価が高騰する中でも、少しでも安く楽しく飲んでほしいというお店の心意気から生まれています。 観光客にとっては、いろいろなお店を少しずつ試せる「はしご酒」にぴったりで、地元の人々にとっては日常的な憩いの場として愛されています。

なぜ平和通りがせんべろの聖地なの?

平和通りとその周辺エリア、特に第一牧志公設市場の近辺には、個性豊かで魅力的なせんべろ店が密集しています。 このエリアが「せんべろの聖地」と呼ばれる理由はいくつかあります。

第一に、お店の多さです。立ち飲み屋からカウンターだけの小さなお店、テーブル席でゆっくりできるお店まで、多種多様なスタイルの店舗がひしめき合っているため、自分好みのお店がきっと見つかります。

第二に、活気と雰囲気です。アーケード街のため天候を気にせず楽しめる上、昼間から営業しているお店も多く、地元の人や観光客が入り混じって陽気な雰囲気が漂っています。 人々の笑い声やお店の活気が、お酒をより一層美味しく感じさせてくれるでしょう。

そして第三に、アクセスの良さです。沖縄観光のメインストリートである国際通りから一歩足を踏み入れるだけで、このディープな世界が広がっているため、観光の合間に気軽に立ち寄れるのも大きな魅力です。

せんべろを楽しむための基本ルールとマナー

せんべろを心から楽しむために、いくつか知っておきたい基本的なルールやマナーがあります。初心者の方でもこれさえ押さえておけば安心です。

  • まずは「せんべろセット」を注文:席に着いたら、まずは「せんべろお願いします」と伝えましょう。お店の人がシステムを説明してくれます。
  • 追加注文も可能:せんべろセットだけでは物足りない場合、もちろん単品で料理やお酒を追加注文できます。気になるメニューがあればぜひ試してみてください。
  • 長居はしすぎない:せんべろは、安く提供されている分、お店の回転率も大切です。特に混雑している時は、飲み終わったら次のお客さんに席を譲るのがスマートな楽しみ方です。はしご酒を前提に、一軒あたり30分~1時間程度を目安にすると良いでしょう。
  • 地元の人との交流を楽しむ:カウンター席などでは、地元のお客さんと隣り合わせになることも少なくありません。勇気を出して話しかけてみると、沖縄のディープな情報を教えてもらえるかもしれません。

週末は特に人気で満席の場合も多いですが、せんべろは回転が速いのが特徴です。 少し待てば入れることも多いので、諦めずにいくつかお店を覗いてみるのがおすすめです。

初心者でも安心!平和通りのおすすめせんべろ店5選

「せんべろに興味はあるけど、どのお店に入ればいいかわからない…」そんな方のために、平和通り周辺で特に人気があり、観光客や初心者でも入りやすいおすすめのお店を厳選してご紹介します。それぞれのお店に個性があるので、気になったお店をぜひ訪れてみてください。

大衆串揚げ酒場 足立屋

沖縄のせんべろ文化を語る上で絶対に外せないのが、この「大衆串揚げ酒場 足立屋」です。 まさに沖縄せんべろのパイオニア的存在で、いつも地元客や観光客で賑わう超人気店です。 昼10時から営業しているので、昼飲みを楽しみたい方にもぴったりです。

せんべろセットは、お酒3杯に、名物の「もつ煮込み」や串揚げセットなどから選べるおつまみが1品ついてきます。 特に、オープン以来継ぎ足しで作られているというもつ煮込みは、味がしっかり染みていてお酒との相性も抜群。 ぜひ一度は味わってほしい逸品です。

店内は立ち飲みスペースとカウンター席があり、活気に満ちあふれています。 せんべろ以外のメニューも豊富で、どれも驚くほどリーズナブル。沖縄のせんべろ文化を体感するなら、まずこのお店からスタートするのがおすすめです。

大衆酒場 天しーさー

コストパフォーマンスを重視するなら、「大衆酒場 天しーさー」がおすすめです。 なんとこちらのお店のせんべろは、串揚げ10本にドリンク3杯がついて1,000円という驚異的な内容です。 揚げたてのサクサクな串揚げを頬張りながら冷たいビールやサワーを流し込めば、旅の疲れも吹き飛ぶこと間違いなしです。

お店はカウンター席がメインで、一人でも気軽に入りやすい雰囲気。おまかせで出てくる串揚げ10本は、肉、野菜、魚介とバランスが良く、ボリュームも満点です。 ドリンクもビールやハイボール、泡盛などから選べます。

この価格でこの内容は他ではなかなか見られないほどの満足度です。 お腹を空かせて訪れて、お得なせんべろを心ゆくまで満喫してください。

大衆立ち飲み酒場 垂れ屋(タレヤ)

おつまみの美味しさに定評があるのが「垂れ屋」です。 こちらも週末は満席になることが多い人気店ですが、少し待ってでも入る価値のあるお店です。

垂れ屋のせんべろは、税込み1,100円でドリンク3杯とお店指定のおつまみ1品が楽しめます。ドリンクはビール(発泡酒)や泡盛、日本酒、サワーなど、選べる種類が豊富なのが嬉しいポイント。

このお店の魅力は、何と言っても料理のクオリティの高さです。せんべろのおつまみはもちろん、単品メニューも充実しており、特に炭火で焼かれた焼き鳥や野菜巻きは絶品です。例えば、柔らかくてジューシーな「ハツ」は、ボリュームもあっておつまみにぴったり。 せんべろとは別料金ですが、一貫110円で食べられる石垣牛の握り寿司も、ぜひ試してほしいメニューの一つです。

川かみ鮮魚 魚坊(いゆぼう)

「お酒と一緒に新鮮な魚介類を楽しみたい!」という方には、「川かみ鮮魚 魚坊」がおすすめです。その名の通り、鮮魚店が営む居酒屋なので、新鮮な海の幸をリーズナブルな価格で味わうことができます。

こちらのせんべろは、お刺身や天ぷらなど、魚好きにはたまらないおつまみがセットになっているのが特徴です。その日仕入れた新鮮な魚を使ったお刺身は、鮮度抜群でプリプリの食感。沖縄ならではの魚に出会えることもあります。

カウンター席に座れば、目の前で魚が捌かれる様子を見ることもでき、ライブ感も楽しめます。泡盛と新鮮な島魚の組み合わせは、沖縄でしか味わえない最高の贅沢。美味しい魚で一杯やりたい気分の時に、ぜひ訪れてみてください。

焼肉・ホルモン名嘉真

せんべろでお肉をがっつり食べたいなら、「焼肉・ホルモン名嘉真」がユニークな選択肢です。焼肉屋さんでありながら、お得なせんべろセットを提供しており、地元の人々にも人気です。

こちらのせんべろでは、ドリンク3杯に加えて、お店自慢のホルモン焼きや焼肉がおつまみとして楽しめます。自分で焼きながら熱々を食べられるのが嬉しいポイント。新鮮なホルモンは臭みがなく、旨味が口いっぱいに広がります。

せんべろで焼肉が楽しめるお店は珍しく、少し変わった体験がしたい方におすすめです。美味しいお肉とお酒でスタミナをつければ、沖縄旅行をさらにエネルギッシュに楽しめることでしょう。

せんべろだけじゃない!平和通り周辺の楽しみ方

平和通りエリアの魅力は、せんべろだけにとどまりません。昼間は活気あふれる商店街として、夜はディープな飲み屋街として、一日中楽しむことができる場所です。せんべろの前後に、ぜひ周辺の散策も楽しんでみてください。

商店街で沖縄土産を探そう

平和通りは、国際通りと並ぶ那覇の主要なアーケード商店街の一つです。通りには、沖縄の伝統的なお菓子や泡盛、琉球ガラス、ミンサー織りの小物など、お土産にぴったりの品々を扱うお店がずらりと並んでいます。

特に、沖縄の守り神であるシーサーの置物や、色鮮やかな琉球ガラスのグラスは、旅の記念に人気の商品です。また、「ちんすこう」や「サーターアンダギー」といった定番のお菓子も、お店によって味や食感が異なるので、試食をしながらお気に入りを見つけるのも楽しいでしょう。

アーケードになっているため、雨の日や日差しが強い日でも快適に買い物を楽しむことができます。せんべろでほろ酔い気分になった後に、ぶらぶらとお土産を探しながら散策するのもおすすめです。

公設市場で沖縄の食文化に触れる

平和通りエリアの中心的な存在が、第一牧志公設市場です。 「沖縄の台所」とも呼ばれ、地元の人々の生活と食文化を肌で感じることができる場所です。市場の1階には、色とりどりの南国の魚や豚の顔の皮(チラガー)、島らっきょう、ゴーヤーといった沖縄ならではの食材が並び、見ているだけでもワクワクします。

この市場のユニークなシステムが「持ち上げ」です。1階の鮮魚店や精肉店で購入した食材を2階の食堂に持って行くと、調理料(一人500円程度)を支払うことで、刺身や炒め物、煮付けなど、好みの方法で調理してくれます。自分で選んだ新鮮な食材をすぐに食べられるのは、市場ならではの貴重な体験です。

せんべろで小腹を満たした後、市場で本格的な沖縄料理を味わうというプランもおすすめです。活気あふれる市場の雰囲気の中で食べる料理は、格別な味がします。

個性的なカフェでひと休み

せんべろ巡りの合間に、少し休憩したくなることもあるでしょう。平和通り周辺には、昔ながらの純喫茶から、沖縄らしい食材を使ったスイーツが楽しめるおしゃれなカフェまで、個性的なお店がたくさんあります。

例えば、沖縄のフルーツをふんだんに使ったフレッシュジュースや、黒糖を使ったスイーツで一息つくのはいかがでしょうか。また、散策中に偶然見つけた路地裏の小さなカフェで、静かにコーヒーを味わうのも素敵な時間です。

飲み歩きで少し疲れたら、カフェでひと休みしながら次の計画を立てるのも良いでしょう。賑やかな商店街の雰囲気とはまた違った、ゆったりとした沖縄の時間を過ごすことができます。

せんべろ巡りを満喫するためのモデルコース

「たくさんお店があって、どういう順番で回ればいいかわからない」という方のために、目的別のモデルコースを提案します。これを参考に、自分だけのオリジナルせんべろ巡りプランを立ててみてください。

昼から楽しむ!アクティブせんべろコース

沖縄に到着したその日から、時間を無駄にせず楽しみたいアクティブなあなたにおすすめのコースです。

時間 アクティビティ ポイント
14:00 大衆串揚げ酒場 足立屋 まずはせんべろの聖地で乾杯!沖縄の空気に体を慣らしましょう。
15:00 平和通り商店街を散策 ほろ酔い気分でお土産探し。気になるお店をチェック。
16:00 大衆酒場 天しーさー 2軒目はコスパ最強の串揚げで小腹を満たします。
17:00 第一牧志公設市場を見学 夕方の賑わいを見学。「持ち上げ」で早めの夕食もアリ。

このコースは、昼の早い時間からオープンしているお店を中心に組み立てています。 明るいうちから飲む背徳感と、活気ある市場の雰囲気を両方楽しめるのが魅力です。

夜じっくり!はしご酒堪能コース

沖縄のディープな夜を心ゆくまで満喫したい、お酒好きにはたまらないコースです。じっくり腰を据えて、はしご酒を楽しみましょう。

時間 アクティビティ ポイント
18:00 大衆立ち飲み酒場 垂れ屋 まずは美味しいおつまみで腹ごしらえ。人気店なので早めの時間が狙い目です。
19:30 川かみ鮮魚 魚坊 2軒目は新鮮な魚介と泡盛で、沖縄ならではの味覚を堪能。
21:00 周辺の気になるお店を探索 地図を見ずに、気になったお店にふらっと入ってみるのも一興です。
22:30 締めの沖縄そば 飲み歩きの締めは、やさしい出汁の沖縄そばで。

このコースでは、料理のクオリティに定評のあるお店を巡ります。 一軒一軒のお店の個性を味わいながら、ゆっくりと夜が更けていくのを楽しむ、大人のはしご酒プランです。

買い物とちょい飲み!よくばりコース

「観光も買い物も、せんべろも全部楽しみたい!」そんなよくばりな願いを叶えるコースです。効率よく平和通りエリアを満喫しましょう。

時間 アクティビティ ポイント
15:00 第一牧志公設市場・平和通りで買い物 まずは買い物を済ませて、身軽になりましょう。
17:00 焼肉・ホルモン名嘉真 少し早めの時間から、焼肉せんべろでスタミナ補給!
18:00 足立屋 or 天しーさー 沖縄せんべろの王道店でサクッと一杯。
19:00 国際通りへ ほろ酔い気分で国際通りの夜の散策へ繰り出します。

このコースは、買い物と飲み歩きの時間を明確に分けるのがポイントです。せんべろはあくまで「ちょい飲み」と割り切り、短い時間でサクッと楽しむことで、他の観光時間もしっかり確保できます。

平和通りせんべろでよくある質問(Q&A)

初めての場所でお酒を飲むのは、少し不安なこともあるかもしれません。ここでは、平和通りでのせんべろに関するよくある質問にお答えします。事前に疑問を解消して、安心して楽しみましょう。

女性一人でも大丈夫?

はい、女性一人でも問題なく楽しめます。 実際、カウンターで一人飲みを楽しむ女性の姿も多く見かけます。特に昼間や夕方の早い時間帯は、店内も明るく開放的な雰囲気のお店が多いです。

もし不安な場合は、以下のようなお店を選ぶとより安心して楽しめるでしょう。

  • カウンター席がメインのお店: 店員さんの目が届きやすく、コミュニケーションも取りやすいです。
  • 外から店内の様子が見えるお店: 混雑具合や客層を事前に確認できます。
  • 比較的早い時間に訪れる: 酔客が少なく、落ち着いた雰囲気で楽しめます。

多くのお店は地元の人々や観光客で賑わうフレンドリーな場所です。過度に心配する必要はありませんが、もちろん、飲みすぎには注意し、貴重品の管理はしっかり行いましょう。

予約は必要?

基本的に、せんべろを楽しむ上で予約は不要です。ほとんどのお店が予約を受け付けていないか、ウォークイン(予約なし)のお客さんを前提としています。

ただし、人気店は週末やピークタイム(18時~20時頃)には満席になることも珍しくありません。 もしお目当てのお店がある場合は、少し時間をずらして訪れるか、満席でも回転が速いことを念頭に、気長に待つか別のお店を探す柔軟な姿勢で臨むのが良いでしょう。はしご酒を前提にしていれば、一軒目が満席でも次のお店を探す楽しみがあります。

せんべろ以外に追加注文はできる?

もちろんです。せんべろはあくまで「お得なスターターセット」のようなものです。セットを楽しんだ後、気に入った料理や飲んでみたいお酒があれば、自由に単品で追加注文することができます。

多くのお店では、せんべろセット以外にも魅力的なグランドメニューを豊富に揃えています。 例えば、「足立屋」ではせんべろの名物もつ煮込み以外にも、様々な串揚げや一品料理が楽しめます。 せんべろをきっかけにそのお店の味を知り、気になったメニューを追加していくのも、せんべろの醍醐味の一つです。お会計は最後にまとめて支払うのが一般的です。

平和通りのせんべろで、沖縄の夜をディープに楽しもう!

今回は、沖縄旅行でぜひ体験してほしい「平和通りでのせんべろ」について、その魅力からおすすめのお店、楽しみ方まで詳しくご紹介しました。

せんべろは、ただ安くお酒が飲めるだけでなく、沖縄の温かい人情や活気ある文化に直接触れることができる素晴らしい体験です。レトロなアーケード街に響く人々の笑い声、美味しい料理とお酒、そして地元の人との何気ない会話は、きっとあなたの沖縄旅行をより一層色鮮やかで思い出深いものにしてくれるでしょう。

この記事でご紹介したお店やモデルコースを参考に、ぜひあなたも平和通りでせんべろデビューをしてみてください。千円札一枚を握りしめて、ディープな沖縄の夜へ繰り出せば、そこには新しい発見と最高の笑顔が待っているはずです。

タイトルとURLをコピーしました