沖縄旅行の玄関口である那覇空港。到着してすぐの休憩や、フライト前のひとときを快適に過ごしたいと考える方は多いのではないでしょうか。そんな時に便利なのが、那覇空港内にあるカードラウンジ「ラウンジ華~hana~」です。
空港ラウンジというと、一般的には出発ゲートの近くにあるイメージが強いかもしれません。しかし、この「ラウンジ華」は少し変わった場所にあり、知っておくと旅の質がグッと上がる隠れた名スポットなのです。
今回は、実際に利用した経験をもとに、ラウンジ華の場所や雰囲気、提供されるドリンク、そして気になるシャワー設備などを詳しくレビューします。これから沖縄へ行く予定の方や、那覇空港での過ごし方を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
那覇空港「ラウンジ華」の基本情報とアクセス

まずは、ラウンジ華を利用する前に知っておきたい基本的な情報について解説します。那覇空港は構造が少し特徴的なので、ラウンジの場所を間違えないように事前にチェックしておきましょう。
1階到着ロビーにある珍しい立地
多くの空港ラウンジは、出発ロビーがある階や保安検査場を通過した後のエリアに設置されています。しかし、那覇空港の「ラウンジ華」は、なんと国内線ターミナルビルの1階到着ロビーに位置しています。
到着口を出て、空港の端の方へ歩いていくと、控えめで上品な入口が見えてきます。1階にあるため、飛行機を降りて到着口を出た直後でもアクセスしやすいのが最大の特徴です。出発前に利用する場合は、2階や3階のチェックインカウンターから一度1階へ降りる必要がありますので、移動時間を考慮しておきましょう。
この立地のおかげで、出発時だけでなく、沖縄に到着してすぐの休憩場所としても非常に重宝します。空港の喧騒から少し離れた場所にあるため、入口周辺も比較的静かで落ち着いています。
営業時間は?朝から夜まで利用可能
ラウンジ華の営業時間は、通常朝の8:00から夜の20:00までとなっています。那覇空港を発着する主要な便の時間帯をカバーしているため、早朝便で到着した際や、夕食後のフライトを待つ時間にも利用可能です。
ただし、最終の入場受付時間が設定されている場合があるため、閉店ギリギリに駆け込む際は注意が必要です。また、台風などの悪天候時や空港の運営状況によっては、営業時間が変更になる可能性もあります。利用当日は、念のため空港の公式サイトやラウンジ入口の案内を確認することをおすすめします。
朝の時間帯は、これから観光に出かける人やビジネスマンで少し賑わうこともありますが、基本的には静かな時間が流れています。夜は照明が落ち着いた雰囲気になり、旅の疲れを癒やすのに最適です。
利用料金と支払方法について
ラウンジ華は「カードラウンジ」と呼ばれる施設ですが、提携クレジットカードを持っていなくても、正規料金を支払えば誰でも利用することができます。料金設定は以下のようになっています。
【利用料金(税込)】
大人:1,320円
小人(3歳~11歳):660円
※料金は変更される可能性がありますので、現地でご確認ください。
支払いは現金のほか、主要な電子マネーやクレジットカードが利用可能です。受付カウンターで支払いを済ませてから入室します。料金にはソフトドリンクのフリードリンクサービスが含まれており、制限時間などの細かいルールも基本的にはありませんが、混雑時は譲り合いが必要になることもあります。
有料での利用だとしても、カフェでドリンクを注文して騒がしいロビーのベンチで過ごすより、静かな空間と快適な椅子確保できるメリットは大きいです。特に仕事や読書に集中したい方にとっては、コストパフォーマンスの良い選択肢と言えるでしょう。
提携クレジットカードなら無料で利用できる
ラウンジ華を最もお得に利用する方法は、提携しているクレジットカード会社の「ゴールドカード」以上を提示することです。対象となるカードと当日の搭乗券(または航空券の予約画面)を受付で提示すれば、入場料が無料になります。
対象となるカード会社は、VISA、JCB、Mastercard、American Express、Diners Clubなどの主要ブランドに加え、楽天カードやエポスカードなどのゴールドカードも含まれていることが多いです。ただし、一部のカードでは年間利用回数に制限があったり、ゴールドカードでも対象外の種類があったりする場合もあります。
ご自身が持っているカードが対象かどうかは、カード会社の公式サイトやラウンジ入口の看板で確認できます。同伴者については、基本的に有料となりますが、アメリカン・エキスプレス・カードなど一部のカードでは同伴者1名まで無料になる特典がついていることもあります。手持ちのカード特典を事前にチェックしておくとスムーズです。
実際に利用して感じたラウンジ華の雰囲気と内装
ラウンジ選びにおいて、居心地の良さは非常に重要なポイントです。実際にラウンジ華の中に入ってみて感じた雰囲気や、座席の快適さについて詳しくレビューします。
落ち着いた照明と静かな空間
ラウンジ内に一歩足を踏み入れると、空港のロビーの賑やかさが嘘のように静まり返っています。内装はブラウンやベージュを基調としたシックな色合いで統一されており、全体的に「和」や「南国リゾートの落ち着き」を感じさせるモダンなデザインです。
照明は少し落とし気味に設定されており、リラックス効果を高めてくれます。窓がないエリアが多いため、外の景色を眺める開放感こそありませんが、その分、外部の視線や音を気にすることなく自分の世界に没頭できる空間作りがなされています。
BGMも控えめで、静かに読書をしたり、仮眠をとったりしている利用者が多い印象です。大声で会話をするような雰囲気ではないため、一人旅やビジネス利用の方にとっては非常に快適な環境と言えるでしょう。
座席の種類と電源コンセントの有無
座席数は約48席と、空港ラウンジとしては決して広くはありません。こじんまりとしていますが、その分座席の配置が工夫されています。大きく分けて、一人掛けのソファ席と、仕事がしやすいカウンターデスク席があります。
ソファ席は座り心地が良く、深く腰掛けてリラックスするのに向いています。隣の席との間隔も適度に保たれており、サイドテーブルもあるため、ドリンクや小物を置くのに不便はありません。
電源情報メモ:
現代の旅行に欠かせない電源コンセントですが、ラウンジ華では多くの席にコンセントが設置されています。特にビジネスデスク席には各席にコンセントがあり、PC作業やスマートフォンの充電が可能です。ソファ席の一部にもコンセントがありますが、全席ではない場合があるため、充電が必要な方は入室時に席を確認すると良いでしょう。
ビジネス利用にも便利なデスクエリア
出張で那覇空港を利用するビジネスマンにとって、ラウンジ華のビジネスデスクエリアは非常に頼りになる存在です。壁に向かって配置されたカウンター席は、半個室のような仕切りがついている席もあり、集中して作業に取り組むことができます。
デスクの広さもノートパソコンと書類を広げても十分なスペースがあり、Wi-Fi環境も整っているため、メールチェックや資料作成もスムーズに行えます。空港ロビーのベンチではパソコンを開きにくいこともありますが、ここなら周囲を気にせず仕事モードに入れます。
また、ビジネスエリアは入り口から少し奥まった場所にあることが多く、人の出入りが気になりにくいのもメリットです。フライトまでの隙間時間を有効活用したい方には、まさにうってつけの場所です。
ドリンクや軽食のサービス内容をチェック
ラウンジでの楽しみといえば、やはりドリンクサービスです。ラウンジ華ではどのような飲み物が提供されているのか、沖縄らしいメニューはあるのかを見ていきましょう。
充実したソフトドリンクコーナー
ラウンジ内にはドリンクバー形式のコーナーが設置されており、利用者は好きな飲み物を自由に楽しむことができます。ラインナップは、コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、コーラやジンジャーエールなどの炭酸飲料といった定番メニューが揃っています。
コーヒーマシンは豆から挽くタイプが導入されており、淹れたての香り高いコーヒーを味わうことができます。カフェラテやカプチーノなども選べるため、カフェ気分でほっと一息つくことができます。
また、沖縄ならではのドリンクとして、「シークヮーサージュース」や「グァバジュース」、「マンゴージュース」などが提供されていることがあります。これらの南国フルーツジュースは非常に人気があり、到着してすぐに沖縄の味を楽しめるのが嬉しいポイントです。濃厚でフルーティーな味わいは、旅の疲れを癒やしてくれます。
アルコールは有料?無料?沖縄ならではのオリオンビール
お酒好きの方が気になるアルコールの提供についてですが、ラウンジ華では基本的にアルコール類は有料での提供となります。日本の航空会社が運営する上級会員向けラウンジ(サクララウンジやANAラウンジ)とは異なり、カードラウンジではアルコールが有料であることが一般的です。
しかし、有料メニューには沖縄の定番「オリオンビール」が用意されています。缶ビールでの提供となることが多いですが、キンキンに冷えたオリオンビールを空港で味わうのは格別の体験です。
時期や提携カードのキャンペーンなどによっては、期間限定でビール1本無料といったサービスが行われることも過去にはありました。現在の状況については、受付のメニュー表で確認してみてください。有料であっても、空港内のレストランよりは手頃な価格設定になっていることが多いです。
軽食やおつまみのラインナップ
食事に関しては、ラウンジ華ではガッツリとした食事メニューの提供はありません。基本的にはドリンクを楽しむ場所と考えたほうが良いでしょう。ただし、ドリンクのお供になるようなちょっとした「おつまみ」や「スナック」が用意されています。
よく見かけるのは、小袋に入ったナッツやクラッカー、豆菓子などです。これらは無料で自由に取ることができます。コーヒーに合うクッキーや、沖縄らしい「ちんすこう」が置かれている日もあり、ちょっとした糖分補給には十分です。
お腹が空いている場合は、ラウンジに入る前か後に、空港内のレストランやコンビニエンスストアで食事を済ませることをおすすめします。ラウンジ内への匂いの強い食べ物の持ち込みはマナー違反となる場合が多いため、持ち込みについてはスタッフに確認するか、控えるのが無難です。
ラウンジ華ならではの設備とサービス

ドリンクや座席以外にも、ラウンジ華には利用者にとって嬉しい設備やサービスが整っています。特に他のラウンジと比べて便利なポイントを紹介します。
シャワールーム完備でリフレッシュ
ラウンジ華の大きな特徴の一つが、有料のシャワールームが併設されていることです。那覇空港国内線ターミナル内でシャワーが浴びられる場所は非常に限られているため、このサービスは非常に貴重です。
利用料金は、30分あたり1,100円(税込)程度が目安です。受付で申し込みをして、空きがあればすぐに利用できます。料金にはタオルセットやシャンプー、ボディソープなどのアメニティが含まれているため、手ぶらで利用できるのが嬉しい点です。
沖縄の夏は非常に暑く、観光を終えて空港に着く頃には汗だくになっていることも少なくありません。フライト前にさっぱりと汗を流して着替えれば、帰りの飛行機でも快適に過ごせます。また、深夜便の乗り継ぎなどで長時間移動する場合にも重宝します。
Wi-Fi環境とコピー機の利用
ラウンジ内には、専用の無料Wi-Fiが完備されています。パスワードは各テーブルや受付に掲示されており、接続も比較的スムーズです。動画の視聴や大容量データの送受信もストレスなく行える速度が確保されていることが多いです。
また、ビジネスコーナーにはコピー機(複合機)も設置されています。こちらは基本的に有料サービスとなりますが、急な資料の印刷やコピーが必要になった場合に大変便利です。FAXの送信が可能な場合もあり、出張中のトラブル対応など、いざという時に役立つ設備が整っています。
静かな環境でWi-Fiを使って旅の計画を最終確認したり、撮りためた写真をクラウドにバックアップしたりと、通信環境が整っていることで待ち時間を有効に使えます。
フライトインフォメーションの確認
ラウンジ内には、フライトの運航状況を表示するモニターが設置されています。出発便の遅延や搭乗口の変更などの最新情報を、座ったまま確認することができます。
ラウンジ華は保安検査場の外にあるため、搭乗口での呼び出し放送などは聞こえません。そのため、自分で時間を管理し、フライト情報をチェックする必要があります。このモニターがあれば、リラックスしすぎて乗り遅れるというリスクを減らすことができます。
特に台風シーズンなどは運航状況が刻一刻と変わることがあるため、こまめにモニターを確認できる環境は安心感につながります。
利用する際の注意点とおすすめの活用法
最後に、ラウンジ華をより賢く、失敗なく利用するための注意点と、おすすめの活用シーンを紹介します。特に「場所」に関する注意は重要です。
保安検査場通過前にある点に注意
最も注意しなければならないのが、ラウンジ華は「保安検査場を通過する前(ランドサイド)」にあるという点です。手荷物検査を受けて制限エリアに入ってしまうと、もうラウンジ華には戻れません。
出発前に利用する場合は、保安検査の締め切り時間を逆算して退室する必要があります。特に那覇空港の保安検査場は、修学旅行生や観光客で長蛇の列ができることが頻繁にあります。「ラウンジでゆっくりしすぎて、検査場が激混みで飛行機に乗り遅れそうになった」という失敗は絶対に避けたいところです。
余裕を持って、搭乗時刻の1時間前、混雑期ならもっと早めにラウンジを出るくらいのスケジュール管理を心がけましょう。
到着時にも使える?レンタカー待ちの時間調整
個人的に最もおすすめしたい使い方が、「到着時」の利用です。那覇空港に到着して、預けた荷物を受け取って外に出ると、レンタカー会社の送迎バス乗り場が長蛇の列になっている光景をよく目にします。
真夏の暑い中、バスを待つために何十分も並ぶのは到着早々体力を消耗します。そんな時、到着ロビーと同じ1階にあるラウンジ華に避難するのです。ここで冷たいドリンクを飲みながら一息つき、レンタカー会社の混雑が少し落ち着くのを待ったり、家族に代表して並んでもらっている間に休憩したりといった使い方ができます。
また、帰りの便ではなく、到着してこれから沖縄観光が始まるというタイミングで、旅のプランを最終調整する作戦会議の場としても最適です。
混雑しやすい時間帯と対策
ラウンジ華は48席と小規模なため、時間帯によっては満席で入れないことがあります。特に混雑しやすいのは、午前中の出発便が重なる時間帯や、夕方の帰宅ラッシュの時間帯です。
また、台風などの影響で欠航や遅延が発生した際は、避難場所として利用希望者が殺到し、入場制限がかかることもあります。
確実に利用したい場合は、少し時間をずらすか、混雑状況を受付で聞いてから判断しましょう。もし満席だった場合は、空港内のカフェ(スターバックスやドトールなど)や、4階のレストランフロアへ移動するなど、代替案を持っておくと慌てずに済みます。
那覇空港「ラウンジ華」のレビューまとめ!旅の前後を快適に過ごそう

今回は、那覇空港の1階到着ロビーにあるカードラウンジ「ラウンジ華~hana~」について詳しく解説しました。最後に、重要なポイントを振り返っておきましょう。
まず、場所が「到着ロビーの1階」であり、「保安検査場の外」にあるという点が最大の特徴です。出発前はもちろん、沖縄に到着してすぐの利用にも非常に便利です。
利用料金は1,320円程度ですが、提携するゴールドカードと当日の搭乗券があれば無料で利用できます。ソフトドリンクには沖縄らしいフルーツジュースもあり、有料ですがシャワールームも完備されているため、リフレッシュには最適です。
座席数は少なめですが、落ち着いた空間と電源確保ができる環境は、旅の疲れを癒やしたり、仕事を片付けたりするのに最高の場所です。次回の沖縄旅行では、ぜひ「ラウンジ華」を活用して、ワンランク上の快適な空港時間を過ごしてみてください。


