美しいサンゴ礁の海と豊かな自然に囲まれた宮古島。旅行の最終日、飛行機の時間までもう少しあるけれど、どこに行こうか迷ってしまうことはありませんか?レンタカーを返却してしまった後だと、身軽に動けず、ただ空港のベンチで待つだけ…なんてことも。実は、宮古島空港とその周辺には、最後の瞬間まで宮古島を満喫できるスポットがたくさんあるんです。
この記事では、宮古島空港での時間つぶしに最適な方法を、空港内の施設から、少し足を延-ばして立ち寄れる周辺スポットまで、あなたの「知りたい!」にしっかりお応えします。宮古島グルメの食べ納めから、買い忘れたお土産のチェック、さらには絶景を眺めながらリラック-スする方法まで、フライト前後の空き時間を最高に楽しむための情報が満載です。
宮古島空港での時間つぶし!まずは空港内の過ごし方を知ろう
宮古島の空の玄関口である宮古島空港。コンパクトながらも、実はフライトまでの待ち時間を楽しく過ごせる施設が充実しています。まずは空港から出ずに、中で何ができるのかを徹底的に見ていきましょう。グルメからショッピング、そして癒やしの空間まで、天候に左右されずに楽しめるのが空港内で過ごす最大のメリットです。
宮古島グルメを食べ納め!レストラン&カフェで最後の思い出を
旅行の締めくくりは、やっぱり美味しいごはんでしょう。宮古島空港には、宮古そばをはじめとする郷土料理や、沖縄ならではのファストフードを味わえる飲食店が揃っています。 フライト前に小腹が空いたときから、しっかり食事をしたいときまで、シーンに合わせて選べるのが嬉しいポイントです。
例えば、2階にある「レストランぱいぱいのむら」では、ソーキそばやもずくそば、海ぶどう丼といった沖縄らしいメニューが豊富に揃っています。 また、同じく2階には沖縄で人気のファストフード店「A&W」があり、ハンバーガーやカーリーフライ、そして何と言っても「ルートビア」という独特なドリンクが楽しめます。 保安検査後の搭乗待合室内にも「ぐりーんりーふ」というお店があり、宮古そばやマンゴージュースなどをいただけますが、選択肢の多さを考えると、やはり保安検査前に食事を済ませておくのが良いでしょう。
最後のお買い物天国!充実のお土産ショップ巡り
「あ!あの人へのお土産、買い忘れちゃった!」なんて経験はありませんか?宮古島空港には、そんな時でも安心の、数多くのお土産店が軒を連ねています。 特に2階の出発ロビーフロアには、お土産店が集中しており、宮古島ならではの特産品から定番のお菓子まで、幅広い品揃えが魅力です。
宮古島土産の定番といえば「雪塩」を使った商品。その直営店である「宮古島の雪塩 宮古空港店」では、雪塩そのものはもちろん、雪塩ちんすこうや雪塩ばうむくーへんなど、ここでしか手に入らない限定スイーツも見つかります。 また、「島の駅みやこ 宮古空港店」では、新鮮なフルーツや加工品など、島の恵みが詰まった商品が並びます。
宮古空港限定のお土産も見逃せません。 例えば、「宮古ガトーショコラ」や「でかうずまきパン」などは空港限定商品なので、見かけたらぜひチェックしてみてください。 市内のお店で買い忘れたものがあっても、空港でほとんど揃えることができるので、搭乗前の時間を使ってゆっくりショッピングを楽しむのもおすすめです。
飛行機好き必見!展望デッキで宮古ブルーの空を眺める
フライトまでの時間をのんびり過ごしたい方や、飛行機を見るのが好きな方、そして小さなお子様連れの方におすすめなのが、ターミナルビル3階にある展望デッキ(送迎デッキ)です。 ここからは、2000mの滑走路を離着陸する飛行機を間近に眺めることができます。
目の前に広がる宮古ブルーの空と、力強く飛び立つ飛行機の姿は、旅の思い出を振り返るのにぴったりの景色です。天気が良ければ、遠くに伊良部島を望むこともでき、絶好の写真撮影スポットにもなります。 デッキは無料で入場できるので、気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイント。 ドリンクを片手に、飛行機を眺めながら過ごす時間は、きっと特別なものになるでしょう。宮古島の美しい夕日が見られることもあるので、夕方のフライトの方はぜひ立ち寄ってみてください。
静かに過ごしたいあなたへ、ラウンジ代わりの休憩スペース
残念ながら、2025年9月現在、宮古島空港には航空会社のラウンジや、クレジットカードで利用できるカードラウンジはありません。 有料で利用できるラウンジもないため、静かに過ごしたい方は少し工夫が必要です。
しかし、がっかりする必要はありません。空港内には、ラウンジ代わりに利用できる快適なスペースがいくつかあります。例えば、保安検査場を通過した後の搭乗待合ロビーは、2020年7月にリニューアルされ、以前の約2倍の広さになりました。 この待合ロビーには、無料で利用できるWi-Fiや、スマートフォンなどを充電できるコンセントが設置されたコーナーもあります。
そのため、フライトの時間までパソコンで作業をしたり、旅の写真を整理したりと、思い思いの時間を過ごすことができます。ただし、コンセントの数には限りがあるため、長時間の利用は避け、譲り合って使いましょう。 少し早めに保安検査を済ませて、搭乗待合室でゆっくり過ごすのも一つの賢い時間つぶしの方法です。
【待ち時間別】宮古島空港での時間つぶしプラン
フライトまでの残り時間は人それぞれ。ここでは「30分」「60分」「90分以上」という3つの時間帯に分けて、具体的な時間つぶしのモデルプランを提案します。ご自身のスケジュールに合わせて、最適な過ごし方を見つけてください。
【待ち時間30分】サクッと楽しむプラン
残り時間が30分程度の場合、保安検査の時間を考えると、あまり遠くへは行けません。空港内で手軽にできることを中心にプランを組み立てましょう。
- プランA:展望デッキで一息
3階の展望デッキへ直行し、宮古島の景色と飛行機の離着陸を眺めましょう。 記念撮影をしたり、ドリンクを飲んだりするだけで、あっという間に時間が過ぎていきます。旅の最後に、宮古島の空気を胸いっぱいに吸い込んでリフレッシュするのに最適です。 - プランB:最後の駆け込みショッピング
2階のお土産店フロアで、買い忘れたお土産がないか最終チェック。 バラマキ用のお菓子や、自分へのご褒美スイーツなど、気になるものをサッと購入しましょう。「宮古島の雪塩」の直営店など、特徴のあるお店を一つに絞って見るのが効率的です。 - プランC:A&Wで沖縄気分を味わう
沖縄ならではのファストフード店「A&W」で、名物のルートビアを一杯テイクアウト。 時間がなくても、ドリンクだけならすぐに購入できます。独特の風味を味わいながら、沖縄旅行の余韻に浸るのも良いでしょう。
【待ち時間60分】グルメ&お土産満喫プラン
1時間あれば、食事とショッピングの両方を楽しむ余裕が生まれます。保安検査の時間を考慮し、効率よく動きましょう。
- プランA:宮古そばの食べ納め&ショッピング
まずは2階のレストラン「ぱいぱいのむら」や「ちょうじ屋」で、最後の宮古そばを堪能します。 食事を済ませたら、同じフロアにあるお土産店をいくつか見て回りましょう。定番のお土産から空港限定品まで、幅広くチェックできます。 - プランB:お土産選びに集中&カフェで休憩
2階のお土産店フロアをじっくり見て回り、家族や友人、職場など、贈る相手に合わせて丁寧にお土産を選びます。 ショッピングで疲れたら、カフェで一休み。購入したお土産を眺めながら、旅の思い出を振り返るのも素敵な時間です。 - プランC:マッサージで旅の疲れを癒す
旅行中は意外と歩き回って疲れているもの。もしリラクゼーション施設「てもみん」があれば、フライト前にマッサージを受けて体をほぐすのもおすすめです。 旅の疲れをリフレッシュして、すっきりした気分で飛行機に乗り込むことができます。※店舗の有無や営業時間は事前にご確認ください。
【待ち時間90分以上】空港内外をフル活用プラン
90分以上時間があれば、空港内を隅々まで楽しむだけでなく、少しだけ空港の外へ出てみることも可能です。ただし、レンタカーをすでに返却している場合は、移動手段と時間をしっかり確認しましょう。
- プランA:空港内完全制覇コース
まずは2階のレストランでゆっくりと食事を楽しみます。その後、お土産店を全店見て回るくらいの気持ちでショッピングを満喫。 最後に3階の展望デッキで飛行機を眺めながらリラックスタイム。 保安検査場通過後も、搭乗待合室のカフェや売店をのんびり楽しむ時間があります。 - プランB:空港からちょっとだけお出かけコース(タクシー利用)
時間に余裕があれば、タクシーで空港から数分の場所へ出かけてみるのも一つの手です。例えば、空港から車で約10分のパイナガマビーチは、市街地から近く、気軽に立ち寄れるビーチです。 最後の宮古ブルーを目に焼き付けてから空港に戻る、なんて贅沢な時間の使い方も可能です。ただし、必ず帰りのタクシーが捕まるか、時間を逆算して行動することが重要です。 - プランC:イオンタウンで最後の買い出し(レンタカー返却前)
もしレンタカーの返却まで時間があるなら、空港近くの「イオンタウン宮古南ショッピングセンター」へ立ち寄るのがおすすめです。 スーパーで地元ならではの食材やお菓子をお得に購入したり、お土産店では見つからないような掘り出し物を探したりできます。フライト前に必要な日用品を買い足すのにも便利です。
レンタカー返却後でも大丈夫!空港周辺のおすすめ立ち寄りスポット
宮古島旅行の最終日、多くの方がレンタカーを返却してから空港へ向かいます。送迎バスで空港に着いた後、フライトまで意外と時間がある…そんな時にぴったりの、空港からアクセスしやすい周辺スポットをご紹介します。
【車で約5分】イオンタウン宮古南ショッピングセンター
もしレンタカーの返却時間に余裕があるなら、まず立ち寄りたいのが「イオンタウン宮古南ショッピングセンター」です。空港から非常に近く、宮古島旅行の最後に必要なものを揃えるのに最適な場所です。
このショッピングセンター内には、大型スーパーマーケットのマックスバリュが入っており、地元の人々も日常的に利用しています。そのため、お土産屋さんにはないような、地元ならではの調味料やお菓子、インスタントの宮古そばなどを手に入れることができます。特に、沖縄限定のスナック菓子やドリンクは、ばらまき用のお土産としても喜ばれること間違いなしです。
また、100円ショップやドラッグストアも併設されているため、旅行中に使い切ってしまった日焼け止めや、飛行機内で使うマスクなどを買い足すのにも便利です。お土産を買い忘れた場合でも、ここなら一通り揃えることができるでしょう。駐車場も広いため、レンタカーでも安心して立ち寄ることができます。
【車で約10分】宮古島市公設市場
宮古島の中心市街地にある「宮古島市公設市場」は、地元の人々の活気と島の恵みが集まる場所です。空港からはタクシーで10分ほどの距離にあります。市場の中には、新鮮な野菜や果物、海産物などが並び、見ているだけでも楽しめます。
特におすすめなのが、マンゴーやパッションフルーツなど、南国ならではのフルーツです。季節によっては、お土産店よりも手頃な価格で手に入ることもあります。また、市場の周辺には、個人経営の小さなお土産屋さんや雑貨店も点在しており、散策するのも楽しいエリアです。
市場の2階には食堂があることも多く、地元の人が利用するようなディープなグルメを味わうチャンスもあります。ただし、フライト時間を常に意識し、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。帰りのタクシーがすぐに見つからない可能性も考慮に入れておくと安心です。
【車で約10分】パイナガマビーチ
「最後の最後に、もう一度だけ宮古島の美しい海が見たい!」そんな願いを叶えてくれるのが、空港から車で約10分の距離にあるパイナガマビーチです。 市街地から最も近いビーチで、地元の人々にも親しまれている憩いの場です。
白い砂浜と穏やかなコバルトブルーの海が広がり、のんびりと散歩するのに最適な場所です。東屋や遊歩道も整備されているため、靴を汚さずに海辺の雰囲気を楽しむことができます。時間がなくても、このビーチで海を眺めるだけで、宮古島に来てよかったと改めて感じられるはずです。
レンタカー返却後に行く場合はタクシーを利用することになりますが、比較的短い時間で往復可能です。フライト前に少しだけ潮風に当たりたい、宮古ブルーを目に焼き付けておきたいという方にぴったりのスポットです。ただし、遊泳する時間はないので、あくまで景色を楽しむ目的で訪れましょう。
【目的別】宮古島空港での賢い時間つぶし術
ここでは、「グルメを楽しみたい」「お土産をじっくり選びたい」「静かに過ごしたい」といった目的別に、宮古島空港での最適な過ごし方をご提案します。あなたのニーズに合った方法で、最後の宮古島時間を満喫してください。
宮古島の味を食べ尽くしたい!グルメ派のあなたへ
宮古島旅行のハイライトの一つは、やはりその独特の食文化です。最後の最後まで宮古島の味を楽しみたいグルメ派の方は、計画的に空港の飲食店を利用しましょう。
ポイントは、保安検査場を通過する前に食事を済ませることです。 2階の出発ロビーフロアには、宮古そばの名店「ちょうじ屋」や、多彩な沖縄料理が楽しめる「レストランぱいぱいのむら」があります。 例えば、最後の食事として「ちょうじ屋」で本格的な宮古そばを味わい、デザート代わりに「A&W」で沖縄限定のスイーツやドリンクを楽しむ、といった「はしごグルメ」も可能です。
また、お土産店もグルメ派にとっては見逃せないスポットです。 「島の駅みやこ」では、宮古島産のマンゴーを使ったジュースやジャムが手に入りますし、「万喜」では宮古そばの生麺も販売されています。 旅の思い出を自宅に持ち帰り、宮古島の味を再現してみるのも楽しいでしょう。時間が許す限り、レストランとショップを巡り、宮古島の食を心ゆくまで堪能してください。
買い忘れは厳禁!ショッピング派のあなたへ
お土産選びは旅行の大きな楽しみの一つです。職場へのばらまき用、家族や親しい友人への特別な一品、そして自分へのご褒美など、じっくり選びたいショッピング派の方は、2階のお土産店フロアに時間をたっぷり使いましょう。
まずは、定番から攻めるのがおすすめです。「宮古島の雪塩 宮古空港店」で、雪塩ちんすこうやバスソルトなど、人気商品をチェックします。 次に、空港限定品を探してみましょう。各店舗をよく見ると「空港限定」のポップがついたお菓子などが見つかることがあります。 これは話のタネにもなるので、ぜひ探してみてください。
もし、少し変わったお土産を探しているなら、「山野美」のようなお店で琉球ガラスや宮古焼といった工芸品を見てみるのも良いでしょう。 宮古島ならではの美しい色合いのガラス製品は、旅の記念にぴったりです。時間に余裕があれば、1階にある「てぃだ」も忘れずにチェック。2階とはまた違った品揃えで、掘り出し物が見つかるかもしれません。
静かに快適に過ごしたい!リラックス派のあなたへ
フライトまでの時間を、人混みを避けて静かに過ごしたいリラックス派の方もいるでしょう。前述の通り、宮古島空港には専用のラウンジ施設がありません。 そこで、空港内で比較的落ち着ける場所を見つけることが重要になります。
最もおすすめなのは、早めに保安検査場を通過し、搭乗待合室で過ごすことです。リニューアルされて広くなった待合室には、充電可能なカウンター席もあり、読書やスマートフォンの操作に集中できます。 窓から飛行機が眺められる席を確保できれば、ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。
もし保安検査前に時間がある場合は、3階の展望デッキの隅にあるベンチも狙い目です。 屋外なので天候に左右されますが、風が心地よい日には、飛行機の音を聞きながらリラックスするのに最適な場所です。人も比較的少ないため、静かに過ごしたい方には穴場スポットと言えるかもしれません。
まとめ:宮古島空港での時間つぶしをマスターして、旅を最後まで楽しもう
宮古島空港での時間つぶしは、決して退屈な待ち時間ではありません。空港内には、最後の宮古島グルメを味わえるレストラン、旅の思い出を形にするお土産店、そして美しい景色を望む展望デッキなど、魅力的なスポットがたくさんあります。
ラウンジはありませんが、充電可能な休憩スペースなどを活用すれば、快適に過ごすことも可能です。 また、少し時間に余裕があれば、空港周辺のビーチやショッピングセンターに立ち寄ることで、最後の瞬間まで宮古島を満喫できます。
この記事でご紹介した情報を参考に、ご自身の残り時間や目的に合わせて、最適な「時間つぶし」プランを立ててみてください。フライト直前まで充実した時間を過ごすことで、宮古島旅行がさらに思い出深いものになるはずです。
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