沖縄・石垣島への旅行で多くの人が楽しみにしているのが、なんといっても新鮮な海の幸ですよね。透き通るような美しい海で育った魚介類は、味も格別です。レストランでプロの料理を味わうのも素晴らしい体験ですが、「ホテルの部屋やコンドミニアムでのんびり、自分たちのペースで美味しい刺身を楽しみたい」と思ったことはありませんか?
オリオンビールや泡盛を片手に、気兼ねなく絶品の刺身を心ゆくまで堪能する…そんな贅沢な時間を過ごせたら、旅の満足度もぐっと上がるはずです。
この記事では、そんな願いを叶えるために、石垣島で美味しい刺身を持ち帰りできるお店を徹底的にご紹介します。地元の人々に愛される昔ながらの鮮魚店から、旅行者にも便利なスーパーマーケット、さらには意外な穴場である居酒屋のテイクアウトまで、幅広くピックアップしました。また、石垣島ならではの珍しい魚の種類や、買った刺身の鮮度を保ったまま美味しく持ち帰るためのポイント、一緒に買うとさらに食卓が豊かになるサイドメニューまで、知りたい情報をぎゅっと詰め込んでいます。この記事を参考に、あなただけの最高の「お部屋ごはん」を計画してみてください。
石垣島で刺身を持ち帰り!鮮魚店からスーパーまでおすすめ店を紹介
石垣島では、新鮮な刺身をテイクアウトできるお店がたくさんあります。昔ながらの活気あふれる鮮魚店から、24時間営業の便利なスーパー、さらには人気居酒屋まで、選択肢は実に多彩です。それぞれの店舗に特徴があるので、旅のスタイルや滞在場所に合わせて選ぶのがおすすめです。ここでは、特におすすめのお店をカテゴリー別に詳しくご紹介します。
【鮮魚店】行列必至の人気店!「石垣島水産直売所」
石垣島で「美味しい刺身を持ち帰りたい」と考えたときに、まず名前が挙がるのが「石垣島水産直売所」です。 開店前から地元の人や観光客が列を作るほどの人気店で、その理由はなんといっても鮮度とコストパフォーマンスの高さにあります。 店内には、その日に水揚げされたばかりの新鮮な魚がずらりと並び、特に石垣島近海で獲れるマグロは絶品です。
日によっては本マグロの大トロや中トロが乗った豪華な丼が1,000円前後で手に入ることもあり、そのクオリティは高級寿司店にも引けを取りません。 4月〜6月頃は本マグロのシーズンなので、この時期に訪れる方はぜひチェックしてみてください。 お刺身は盛り合わせのほか、サク(ブロック)でも販売されているので、好きな魚を好きなだけ購入できるのも嬉しいポイントです。 また、15時頃からは天ぷらなどの揚げ物も販売が開始されるため、お刺身と一緒に買って帰れば、豪華な夕食が完成します。 お店にはイートインスペースも併設されているので、買ってすぐにその場で味わうことも可能です。 駐車場も完備されていますが、人気店ゆえに早い時間に売り切れてしまうことも多いため、午前中など早めの時間に訪れることを強くおすすめします。
【鮮魚店】ユーグレナモール内でアクセス抜群!「たましろ鮮魚店」
石垣島の中心部にあり、お土産物店などが軒を連ねるユーグレナモール。その中にある「たましろ鮮魚店」は、観光の合間にも立ち寄りやすい便利な鮮魚店です。 このお店の大きな特徴は、朝7時から営業していること。 朝早くから新鮮な刺身や揚げたての天ぷらを購入できるため、朝食やブランチ、あるいは離島へ渡る前のお弁当としても活用できます。
おすすめは、なんといってもボリューム満点の「マグロのデカ盛り刺身」。 たっぷりのマグロが入って500円という驚きの価格で、獲れたての新鮮なマグロならではのしっかりとした歯ごたえと旨味を堪能できます。このデカ盛り刺身を求めて、朝から多くの人が訪れる人気商品です。マグロ以外にも、カジキやイカなど、その日に獲れた様々な地魚の刺身が並びます。
また、刺身と並んで人気なのが、早朝から揚げている熱々の天ぷらです。 魚の天ぷらは外はサクッと、中はふっくらとしており、おやつ感覚で気軽に食べられます。ビールや泡盛との相性も抜群なので、お酒のお供としても最適です。ユーグレナモールでのショッピングを楽しみながら、気軽に立ち寄って石垣島の海の幸を味わえる、観光客にとって非常にありがたいお店と言えるでしょう。
【鮮魚店】地元民からも愛される名店!「えいこ鮮魚店」「仲田鮮魚店」
観光客だけでなく、地元の人々からも厚い信頼を寄せられている名店も外せません。その代表格が「えいこ鮮魚店」と「仲田鮮魚店」です。
「えいこ鮮魚店」は、持ち帰りの鮮魚販売だけでなく、隣で居酒屋も営んでいるお店として有名です。 昼は新鮮な魚を販売し、夜はそれらの魚を使った美味しい料理とお酒が楽しめるスタイルで、特に居酒屋は常に満席になるほどの人気ぶり。 そのため、夜に食事をしたい場合は予約が必須と言われています。 持ち帰り用の刺身ももちろん絶品で、キハダマグロをはじめとする近海の魚が500円程度のパックで手軽に購入できます。 ホテルでゆっくりと、人気店の味を楽しみたいという方にはぴったりの選択肢です。
一方、「仲田鮮魚店」は、新鮮な刺身はもちろんのこと、焼き魚や揚げ物、漬け魚といったお惣菜のラインナップが非常に豊富なのが特徴です。 このお店でしか味わえないようなオリジナルのお惣菜も多く、ご飯のおかずを探している地元の人々でいつも賑わっています。 特に人気なのがイカの刺身や天ぷら、そしてネギトロで、これらを目当てに訪れる常連客も多いそうです。 お刺身だけでなく、石垣島の家庭の味にも触れてみたいというグルメな方には、ぜひ訪れてほしいお店です。どちらのお店も、石垣島の食文化に深く根付いた、温かみのある雰囲気が魅力です。
【スーパー】24時間営業も!便利な「マックスバリュ」「かねひで」
「鮮魚店に行く時間がない」「他の食材も一緒に買いたい」という方には、地元のスーパーマーケットが非常に便利です。石垣島のスーパーは、地元ならではの食材が豊富で、観光客が見て回るだけでも楽しめます。特に「マックスバリュ」と「かねひで」は、品揃えも良くおすすめです。
「マックスバリュ」はイオングループのスーパーで、石垣島内に4店舗を展開しています。 中には24時間営業の店舗もあり、時間を気にせずいつでも買い物ができるのが最大の魅力です。 鮮魚コーナーには、一匹丸ごとのカラフルな魚から、すぐに食べられるお刺身の盛り合わせまで、様々な地魚が並びます。 その日によって並ぶ魚が変わるため、訪れるたびに新しい発見があるかもしれません。お寿司のパックも充実しており、手軽に食事を済ませたいときに重宝します。
「タウンプラザかねひで」は、地元の人々に愛されるローカルスーパーです。 「かねひでは安い!」と評判で、特に肉類や魚類の品揃えが豊富です。 こちらの鮮魚コーナーでも、もちろん新鮮な地魚の刺身が手に入ります。 マックスバリュと同様に、お惣菜コーナーも充実しており、沖縄の炊き込みご飯「じゅーしー」のおにぎりや、テビチ(豚足)の煮込みなど、沖縄らしい惣菜も一緒に購入できます。 スーパーの刺身と侮るなかれ。 石垣島のスーパーは水揚げ港に近いこともあり、本土のスーパーとは比べ物にならないほど新鮮で美味しい刺身が、驚くほどリーズナブルな価格で手に入ります。
【居酒屋】お店の味をホテルで!意外と便利なテイクアウト
石垣島の夜の楽しみといえば、美味しい料理とお酒が味わえる居酒屋です。人気店は予約が取れないことも多いですが、諦めるのはまだ早いかもしれません。実は、多くのお店がテイクアウトに対応しているのです。 居酒屋のテイクアウトを利用すれば、予約なしでも人気店の本格的な味をホテルの部屋でゆっくりと楽しむことができます。
お店のメニューを見て、刺身の盛り合わせや島魚の唐揚げ、ゴーヤチャンプルーなど、好きな料理を注文して持ち帰るスタイルです。 食べログやホットペッパーグルメなどのグルメサイトで「テイクアウトOK」のお店を検索することができるので、事前に調べておくとスムーズです。 電話で事前に注文しておけば、指定した時間に取りに行くだけで済むので、時間を有効に使いたい観光客にとっては非常に便利なサービスと言えるでしょう。
ただし、お店の混雑状況によってはテイクアウトに対応できない場合や、時間がかかることもあります。また、刺身などの生ものは衛生管理の観点からテイクアウト対象外となっているお店もあるかもしれないので、
お店の絶品料理をプライベートな空間で味わうという、新しい石垣島の夜の過ごし方をぜひ試してみてください。
これぞ石垣島の味!絶対に食べたい珍しい魚の刺身
石垣島を訪れたなら、ぜひ味わってほしいのが、本州ではなかなかお目にかかれない南国ならではの魚たちです。サンゴ礁の海に生息する魚は、見た目がカラフルでユニークなものが多く、一見すると「これを食べるの?」と驚くかもしれません。 しかし、その多くは上品な白身で、刺身にすると絶品の味わいです。ここでは、石垣島で刺身として楽しめる代表的な珍しい魚をご紹介します。
南国の宝石!カラフルな「イラブチャー(アオブダイ)」
石垣島の鮮魚店やスーパーの売り場で、ひときわ目を引くのが鮮やかな青い色をした「イラブチャー」です。 イラブチャーとはアオブダイやブダイ類の総称で、そのトロピカルな見た目からは想像もつかないほど、上品でクセのない白身魚です。
皮を引くと現れるのは、透明感のある美しい白身。食感はもっちりとしていて、程よい歯ごたえがあります。味わいは淡白ながらも噛むほどに優しい甘みと旨味が口の中に広がり、非常に食べやすいのが特徴です。皮と身の間に旨味があるため、お店によっては皮目を軽く炙った「湯霜造り」や、皮ごと薄く切った刺身で提供されることもあります。
沖縄では刺身のほか、煮付けや汁物(マース煮※)など、様々な料理で親しまれています。もし刺身の盛り合わせの中にイラブチャーが入っていたら、まずはその美しい見た目を楽しみ、そしてさっぱりとした上品な味わいを堪能してみてください。石垣島に来たことを実感させてくれる、代表的な魚の一つです。
※マース煮:沖縄の言葉で「マース」は塩のこと。魚を塩と泡盛だけで煮る、シンプルな郷土料理。
沖縄三大高級魚の一つ!上品な白身「アカマチ(ハマダイ)」
沖縄で「三大高級魚」として珍重されている魚がいます。それが、アカジンミーバイ、マクブ、そしてこの「アカマチ(ハマダイ)」です。 その名の通り、鮮やかな赤い色をした美しい魚で、沖縄ではお祝いの席などにも欠かせない縁起の良い魚として扱われています。水深200メートル以上の深い海に生息しているため漁獲量が少なく、高級魚として知られています。
アカマチの魅力は、なんといってもその上質な脂のりと、とろけるような食感です。 白身でありながら脂がしっかりと乗っており、口に入れると濃厚な旨味と甘みがふわっと広がります。しかし、その脂は決してしつこくなく、後味はすっきりとしていて非常に上品。皮目も美しく、旨味が強いため、こちらも皮をつけたまま湯引きした「松皮造り」で食べられることが多いです。
刺身でそのものの味を堪能するのが一番のおすすめですが、塩焼きにすると身がふっくらと仕上がり、また違った美味しさを発見できます。もし鮮魚店やスーパーで見かけることができたら、それは非常にラッキーです。少し奮発してでも味わう価値のある、まさに「海の幸の女王」と呼ぶにふさわしい絶品魚です。
もっちり食感が魅力!旨味の強い「ミーバイ(ハタ類)」
沖縄の言葉で「ミーバイ」とは、ハタ科の魚の総称です。石垣島の近海には様々な種類のミーバイが生息しており、沖縄の食文化に深く根付いています。代表的なものには、高級魚として知られる「アカジンミーバイ」や、沖縄の県魚であるグルクンと並んでよく食卓にのぼる「ヤイトハタ」などがあります。
ミーバイの身は、熱を通しても硬くなりにくいのが特徴で、鍋料理や煮付け、唐揚げなどでよく食べられます。しかし、新鮮なミーバイの刺身は、これまた格別の美味しさです。
その最大の特徴は、もっちり、ねっとりとした独特の食感。しっかりとした歯ごたえがあり、噛みしめるたびに魚本来の強い旨味がじわじわと溢れ出してきます。淡白な味わいの魚が多い中で、ミーバイの刺身は非常に濃厚で、存在感のある味わいです。
鮮魚店では、数種類のミーバイが並んでいることも珍しくありません。種類によって微妙に味わいや食感が異なるので、盛り合わせなどで食べ比べてみるのも面白いでしょう。沖縄の海の豊かさを感じさせてくれる、力強い味わいのミーバイをぜひ体験してみてください。
新鮮さが命!近海で獲れる絶品「マグロ・カツオ」
石垣島は、日本有数のマグロやカツオの水揚げ地としても知られています。 島の周辺には豊かな漁場が広がっており、一年を通して新鮮なマグロやカツオが水揚げされます。特に、生の(冷凍されていない)本マグロが味わえるのは、産地ならではの大きな魅力です。
石垣島で主に獲れるのは、キハダマグロやメバチマグロ、そして4月から6月にかけて旬を迎える本マグロ(クロマグロ)です。 鮮魚店やスーパーには、水揚げされたばかりの鮮やかな赤身や、美しいサシの入った中トロ、大トロが並びます。冷凍ものを一度も経験していない「生マグロ」は、もっちりとした食感と、酸味と旨味のバランスが絶妙で、マグロ本来の濃厚な味わいをダイレクトに感じることができます。
また、カツオも石垣島でぜひ味わってほしい魚の一つです。本土ではタタキで食べることが多いカツオですが、石垣島では新鮮だからこそ味わえる「刺身」が人気です。身が引き締まり、さっぱりとしながらも血合いの旨味が濃厚で、ニンニクやショウガ醤油でいただくと最高の酒の肴になります。鮮度抜群のマグロとカツオは、石垣島の海の幸を語る上で絶対に外せない存在です。
美味しさをキープ!刺身を上手に持ち帰るための3つのコツ
せっかく新鮮で美味しい刺身を買ったのに、ホテルに帰るまでに鮮度が落ちてしまっては台無しです。特に気温の高い石垣島では、生ものである刺身の管理には細心の注意が必要です。ここでは、購入した刺身の美味しさを損なわずに、安全に持ち帰るための3つの重要なポイントをご紹介します。
鮮度保持の必需品!保冷バッグ・保冷剤を準備しよう
石垣島の強い日差しと高い気温は、刺身にとって大敵です。お店から宿泊先まで、たとえ短い距離であっても、常温で持ち運ぶのは絶対に避けるべきです。 そこで必須となるのが保冷バッグと保冷剤です。
旅行の計画を立てる段階で、折りたたみ式のコンパクトな保冷バッグをスーツケースに一つ入れておくことを強くおすすめします。100円ショップや雑貨店などで手軽に購入できるもので十分です。また、保冷剤もいくつか持参すると万全です。もし忘れてしまった場合でも、石垣島のスーパーやドラッグストアなどで購入することができます。
お店で刺身を購入したら、すぐに持参した保冷バッグに入れましょう。この一手間をかけるだけで、刺身の鮮度と安全性は格段に保たれます。特に、購入後に少し観光してからホテルに戻るような場合は、保冷対策は必須中の必須です。美味しい刺身を最高の状態で味わうために、準備を怠らないようにしましょう。
ベストな購入タイミングは?お店の営業時間と品揃えをチェック
刺身を最も良い状態で手に入れるためには、購入するタイミングも重要です。基本的には、「購入したら、できるだけ早く宿泊先に戻って冷蔵庫に入れる」のが鉄則です。つまり、一日の観光の最後に購入するのが理想的なタイミングと言えるでしょう。
ただし、お店によっては営業時間が限られていたり、人気商品は早い時間に売り切れてしまったりすることもあります。例えば、「石垣島水産直売所」のような人気鮮魚店では、お目当ての海鮮丼や珍しい魚が午前中のうちに完売してしまうことも少なくありません。
そのため、以下のようなプランを立てるのがおすすめです。
プラン | 内容 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
プランA | 午前中に購入 | 品揃えが豊富で、欲しいものが手に入りやすい | 長時間持ち歩くことになるため、徹底した保冷対策が必須 |
プランB | 夕方に購入 | 持ち歩く時間が短く、鮮度を保ちやすい | 人気商品が売り切れている可能性がある |
どちらのプランを選ぶにしても、お店の開店時間や商品の売れ行き状況を事前にリサーチしておくことが大切です。お店のSNSなどでその日の入荷情報を発信している場合もあるので、チェックしてみるのも良いでしょう。 自分の旅のスケジュールと照らし合わせ、最適な購入タイミングを見つけてください。
醤油や箸は付いてくる?購入時に確認したいことリスト
ホテルに帰っていざ食べようとしたら、「醤油がない!」「お箸がなかった…」なんてことになったら、せっかくの楽しみも半減してしまいます。そうした事態を避けるために、購入時にいくつか確認しておきたいことがあります。
多くの鮮魚店やスーパーでは、醤油やわさびの小袋を付けてくれることがほとんどですが、お店によっては有料だったり、セルフサービスで取る必要があったりします。また、箸やお手拭きは付いていないことも多いです。
もし付いていない場合は、お店の人に近くのコンビニなどを尋ねるか、スーパーであれば調味料コーナーで購入しましょう。特に、コンドミニアムタイプの宿泊施設で自炊も考えている場合は、小瓶の醤油を一つ買っておくと、刺身以外にも使えて便利です。ささいなことですが、こうした小さな準備が、快適で美味しい「お部屋ごはん」の時間につながります。
刺身がもっと美味しくなる!一緒に買いたい石垣島グルメ
主役である絶品の刺身を手に入れたら、次はその食卓をさらに豊かにする名脇役たちを探しに行きましょう。石垣島には、刺身と一緒に味わうことで、より一層島の食文化を満喫できる美味しいものがたくさんあります。鮮魚店で買える揚げ物から、スーパーで見つかる沖縄ならではの一品、そして乾杯に欠かせないお酒まで、おすすめのグルメをご紹介します。
鮮魚店のもう一つの主役!揚げたての「天ぷら」や「お惣菜」
石垣島の鮮魚店の多くは、刺身と並んで天ぷらやお惣菜にも力を入れています。 これらは、刺身だけでは少し物足りない時や、ご飯のおかず、お酒のおつまみとして大活躍してくれる、まさに「もう一つの主役」です。
沖縄の天ぷらは、本土のものとは少し異なり、衣が厚めでフリッターのような食感が特徴です。 味付けがしっかりされているので、何もつけずにそのままスナック感覚で食べるのが一般的。魚の天ぷらはもちろん、イカやもずく、ゴーヤなどの島野菜の天ぷらも人気です。揚げたては格別の美味しさなので、もしタイミングが合えばぜひ熱々を味わってみてください。
また、「仲田鮮魚店」のように、お惣菜のバリエーションが豊富なお店もあります。 魚の煮付けやチャンプルー、地元野菜の和え物など、石垣島のお母さんの味を彷彿とさせるような、心温まる料理が並びます。刺身と一緒にこれらのお惣菜をいくつか買って帰れば、あっという間にバランスの取れた豪華な食事が完成します。
沖縄ならではの一品!「島豆腐」や「ジーマーミ豆腐」
スーパーマーケットに立ち寄ったら、ぜひ豆腐コーナーを覗いてみてください。そこには、沖縄ならではの豆腐が並んでいます。
まずは「島豆腐」。一般的な豆腐よりも水分が少なく、ずっしりと重くて硬いのが特徴です。 大豆の風味が非常に豊かで、ほんのり塩味がついているため、そのまま冷奴で食べても絶品です。温かいご飯と刺身、そして島豆腐の冷奴があれば、それだけで立派な定食になります。
もう一つのおすすめが「ジーマーミ豆腐」です。「ジーマーミ」とは沖縄の言葉で落花生(ピーナッツ)のことで、その名の通り落花生から作られています。豆腐という名前がついていますが、大豆は使われていません。もっちり、ねっとりとした独特の食感と、ピーナッツの濃厚な風味が特徴で、甘辛いタレをかけてデザート感覚で食べられます。箸休めや食後のデザートにぴったりな一品です。
乾杯の準備はOK?「オリオンビール」と多彩な「泡盛」
新鮮な刺身を目の前にしたら、美味しいお酒は欠かせませんよね。石垣島での乾杯といえば、やはり「オリオンビール」でしょう。沖縄の気候に合わせて作られた、すっきりと爽快な喉ごしのビールは、新鮮な魚介類との相性も抜群です。スーパーやコンビニで手軽に購入できます。
そして、沖縄の酒といえば「泡盛」を忘れてはいけません。 石垣島には複数の酒造所があり、それぞれに個性豊かな泡盛を造っています。スーパーのお酒コーナーには、地元で作られた様々な銘柄の泡盛がずらりと並び、選ぶのも楽しみの一つです。フルーティーで飲みやすいものから、古酒(クース)と呼ばれる熟成させた濃厚な味わいのものまで、そのバリエーションは非常に豊かです。水割りやロックで、島の魚と共にゆっくりと味わう泡盛の時間は、まさに至福のひととき。自分へのお土産として、お気に入りの一本を見つけてみるのも良いでしょう。
まとめ:石垣島の新鮮な刺身を持ち帰り、最高の島時間を満喫しよう
今回の記事では、石垣島で美味しい刺身を持ち帰り、ホテルや宿泊先で楽しむための情報をお届けしました。
活気あふれる鮮魚店では、「石垣島水産直売所」の行列必至の海鮮丼や、「たましろ鮮魚店」の朝から買えるデカ盛りマグロなど、それぞれのお店に魅力的な名物があります。 また、「マックスバリュ」や「かねひで」といった地元のスーパーでも、驚くほど新鮮で美味しい刺身が手軽に手に入ります。
食べるべき魚としては、カラフルな見た目とは裏腹に上品な味わいの「イラブチャー」や、沖縄三大高級魚の一つ「アカマチ」、そして産地ならではの新鮮な「生マグロ」など、石垣島でしか味わえない絶品が目白押しです。
購入した刺身は、保冷バッグを活用して鮮度を保ち、揚げたての天ぷらや島豆腐、そしてオリオンビールや泡盛といった最高の脇役たちと一緒に味わうことで、旅の満足度はさらに高まるはずです。
レストランでの食事も素晴らしいですが、自分たちだけのプライベートな空間で、島の恵みを心ゆくまで堪能する「お部屋ごはん」は、きっと思い出深い体験になります。この記事を参考に、あなただけの最高の食卓を演出し、石垣島での時間を満喫してください。
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