沖縄本島北部、やんばるの入り口に位置する名護市。この街に、訪れる人の心にそっと寄り添うような、素敵なお店があります。その名は「余白に愛を」。まるで小説のタイトルのような美しい響きを持つこのお店は、コーヒーと雑貨、そしてお花を扱うセレクトショップです。
忙しい日常の中でつい忘れてしまいがちな、心に「余白」をつくる時間。そんな愛おしいひとときを過ごしてほしいという想いが、店名には込められています。 店内に一歩足を踏み入れると、センス良くセレクトされた雑貨や、彩り豊かなドライフラワー、そして挽きたてのコーヒーの香りが優しく迎えてくれます。 この記事では、沖縄旅行でぜひ立ち寄りたい、名護市の心ときめくスポット「余白に愛を」の魅力について、詳しくご紹介していきます。
心に「余白に愛を」満たすお店の物語
余白に愛を
沖縄県名護市東江5丁目9−10ドライフラワーも売っているカフェ。チョコミルクドリンクを頂きましたが甘ったるくなくとても飲みやすかったです!
雑貨も売ってあり名護旅行の際はゆっくり休憩がてら寄ってみるといいと思います。 pic.twitter.com/vPrrhBZwMZ— 沖縄 カフェ (@fPI6dfdasL1BQXH) November 9, 2023
「余白に愛を」は、ただ商品が並んでいるだけのお店ではありません。そこには、訪れる人の日常に彩りと癒やしを届けたいという、温かい想いが込められています。お店が誕生した背景や、そのコンセプトに触れることで、この場所が持つ魅力がより深く感じられるはずです。
姉妹の想いが詰まったお店の誕生
「余白に愛を」は、地元名護市出身の金城聖華さんと、義理のお姉さんにあたる真理奈さんの姉妹が二人で始めたお店です。 インテリアショップなどで経験を積んだ聖華さんが雑貨のセレクトとドリンクを担当し、お菓子作りが趣味だった真理奈さんが焼き菓子を担当するという、それぞれの得意分野を活かして2022年12月にオープンしました。
家族の温かい後押しも受けながら、約2ヶ月という短い準備期間でオープンに至ったというエピソードからも、二人の情熱と行動力が伝わってきます。 地元の人々に愛され、訪れる人がホッと一息つけるような場所にしたいという、姉妹の優しい想いがお店の隅々にまで満ちています。
店名に込められたコンセプト
「余白に愛を」という印象的な店名は、お店のコンセプトそのものを表しています。忙しい毎日を送っていると、スケジュール帳の空白、つまり「余白」を何かで埋めなくては、と焦ってしまうことはありませんか。しかし、このお店が提案するのは、その「余白」こそを慈しみ、愛おしむ時間を持つことの大切さです。
何もしない時間、ぼーっとする時間、心惹かれるものにゆっくりと向き合う時間。そうした心に余白が生まれるひとときに、人は豊かさや癒やしを感じることができます。このお店は、訪れた人がそんな自分だけの「余白」を見つけ、そこに愛おしい気持ちを満たせるような、空間とアイテムを提供したいという願いを込めて名付けられました。その名の通り、店内にはゆったりとした時間が流れ、訪れるだけで心がふっと軽くなるような、優しい空気に満ちています。
アクセスと店舗情報
「余白に愛を」は、沖縄本島北部へのドライブの途中に立ち寄りやすい場所にあります。沖縄自動車道の最終地点である許田ICから車で約10〜15分ほど北上した、名護市東江というエリアに位置しています。 A&W名護店の近く、白い壁に水色の差し色が爽やかな外観が目印です。
| 店舗名 | 余白に愛を |
|---|---|
| 住所 | 沖縄県名護市東江5丁目9-10 |
| 営業時間 | 8:00~18:00 (2023年12月時点) |
| 定休日 | 火曜日 |
| 駐車場 | あり(店舗前と横) |
| 公式SNS | Instagram (@yohakuni_aiwo) |
最新の営業時間やシフォンケーキの販売状況などは、公式のInstagramで確認してから訪れるのがおすすめです。
日常を彩る素敵なモノたちとの出会い
名護市の雑貨とコーヒーのお店「余白に愛を」でちょっと一息
📖☕️🐸♪店舗前のNBロードスターは、オーナーさんの愛車で父親から譲り受けて、少しずつ修理をしながら乗ってるとの事。
世代を超えて走り続けるって良いですね☺️🐸✨#名護市#余白に愛を pic.twitter.com/GPLdoOB1n8
— あ た び ち (@atabi864) March 24, 2024
「余白に愛を」の店内は、まるで宝箱のよう。オーナーの金城聖華さんが県内外からセレクトした、日々の暮らしを豊かにしてくれるアイテムがずらりと並んでいます。自分用にはもちろん、大切な人へのプレゼントを探すのにもぴったりの場所です。
センスが光る雑貨セレクション
広々とした店内には、アクセサリーや革小物、文房具、アロマ用品、バッグ、帽子など、多岐にわたる雑貨がセンス良くディスプレイされています。 日常使いできるけれど、どこか特別感のあるアイテムが多く、見ているだけでも心がときめきます。
季節に応じて商品のラインナップも変わるため、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力の一つです。 沖縄旅行の思い出として、日常に彩りを添えてくれるお気に入りの一品を探してみてはいかがでしょうか。
心癒されるお花とドライフラワー
店内にはガラス張りで温度管理された一角があり、そこでは季節の生花が販売されています。 一輪からでも購入できるので、旅先のホテルに飾るために気軽に選ぶことができます。
さらに、店内を彩るように飾られたドライフラワーのコーナーは圧巻の美しさです。 天井から吊り下げられたり、壁に飾られたりした色とりどりのドライフラワーが、お洒落で温かみのある空間を演出しています。こちらも購入可能で、旅の記念として持ち帰り、自宅のインテリアに加えるのも素敵です。生花とはまた違った、長く楽しめるお花の魅力に触れることができます。
【現在は休止中】心ときめく手作りシフォンケーキ
オープン当初、「余白に愛を」のもう一つの主役だったのが、真理奈さんが作る手作りのシフォンケーキでした。 チョコチップやアールグレイ、クルミクッキーなど、子どもも安心して食べられる優しい味わいのシフォンケーキは、早い時間には完売することも多い人気商品でした。
しかし、お店のInstagramによると、現在はシフォンケーキの販売は休止しており、雑貨とドリンク、お花の販売が中心となっています。以前は火曜日と日曜日はシフォンケーキの販売がお休み、という情報もありましたが、訪問前に最新の情報を確認することをおすすめします。
挽きたてコーヒーと癒やしのカフェスペース

「余白に愛を」は、雑貨やお花を見て楽しむだけでなく、美味しいコーヒーを片手にゆったりと過ごせるカフェスペースも備えています。ショッピングの合間の休憩や、ただ静かな時間を過ごしたい時にぴったりの空間です。
こだわりのオリジナルブレンドコーヒー
ドリンクメニューの中心は、注文を受けてから豆を挽いて一杯ずつ丁寧に淹れるエスプレッソコーヒーです。 お店のために特別に焙煎されたオリジナルブレンド豆を使用しており、ビターチョコのような深い味わいの中に、華やかな甘みを感じられるのが特徴です。
酸味は控えめで、すっきりとした飲み心地の中に程よい苦味が感じられる味わいは、多くの人に愛されています。 メニューはアメリカーノやカフェラテ、キャラメルマキアート、カフェモカなどがあり、テイクアウトもイートインも可能です。 旅のドライブのお供に、香り高い一杯はいかがでしょうか。
キッズスペース併設のイートイン空間
店内には、購入したドリンクをその場で楽しめるイートインスペースが設けられています。 温かみのあるシンプルなインテリアでまとめられた空間は、落ち着いて過ごすのに最適です。
特筆すべきは、奥にキッズスペースが完備されていることです。 これにより、小さなお子様連れのファミリーも、周りを気にすることなく安心してカフェタイムを楽しむことができます。子どもを遊ばせながら、大人はゆっくりとコーヒーを味わう。そんな優しい時間が過ごせるのも、このお店ならではの魅力と言えるでしょう。
テイクアウトして名護の自然と共に
「余白に愛を」のコーヒーは、テイクアウト用のカップもお洒落なデザインで、持っているだけで気分が上がります。 美味しいコーヒーをテイクアウトして、名護の美しいビーチや公園で味わうのもおすすめです。
例えば、車で少し走れば、名護湾の穏やかな海が広がる「21世紀の森ビーチ」などがあります。エメラルドグリーンの海を眺めながら、こだわりのコーヒーをゆっくりと味わう時間は、沖縄旅行の忘れられない思い出の1ページになるはずです。
まとめ:「余白に愛を」で、心に愛おしい時間を刻む旅を

沖縄県名護市にある「余白に愛を」は、ただの雑貨店やカフェではなく、訪れる人の心に豊かさや癒やしを与えてくれる特別な場所です。 センスの良い雑貨、美しい花々、そして香り高い一杯のコーヒー。そのすべてが、日常の喧騒を忘れさせ、心に穏やかな「余白」を生み出してくれます。
店名に込められた「余白の時間を慈しむ」というコンセプトは、時間に追われがちな現代人にとって、とても大切なメッセージを投げかけてくれます。
沖縄北部へのドライブの際には、ぜひこの素敵なお店に立ち寄ってみてください。温かい想いが詰まった空間で、自分自身と向き合う静かな時間を過ごしたり、大切な人への贈り物を探したりすることで、あなたの沖縄旅行はさらに味わい深く、愛おしいものになるでしょう。


