沖縄旅行を計画中の皆さん、旅の途中でほっと一息つける素敵なカフェをお探しではありませんか?那覇の喧騒から少し離れた沖縄市に、まるでおばあちゃんの家に遊びに来たかのような、温かい時間が流れる古民家カフェ「みやび茶屋 仲元」があります。ここは、沖縄では少し珍しい、手作りのできたて「おはぎ」が名物の甘味処です。
瓦屋根の趣ある沖縄古民家でいただく、優しい甘さのおはぎや心温まる食事メニューは、旅の疲れをそっと癒してくれることでしょう。 店主の愛情がたっぷり詰まった料理と、ゆったりとした島の時間に身を任せれば、きっと忘れられない沖縄の思い出がまた一つ増えるはずです。この記事では、そんな「みやび茶屋 仲元」の魅力を、これから訪れるあなたのために、たっぷりとご紹介します。
みやび茶屋 仲元ってどんなお店?
ほいでほいで、その近くに「みやび茶屋・仲元」の、ノボリが見えたので、入って行ったら和菓子茶屋でした。せっかくなので、甘味をば。 pic.twitter.com/jMQklMRGvJ
— ⅡⅣⅣ (@yunanmin) July 31, 2025
沖縄本島中部に位置する沖縄市。異国情緒あふれるコザの街としても知られるこのエリアの住宅街に、「みやび茶屋 仲元」は静かに佇んでいます。多くの観光客が訪れる有名店とは一味違う、地元の人にも愛される隠れ家的な存在です。
沖縄市で見つけた懐かしい古民家カフェ
「みやび茶屋 仲元」の最大の魅力の一つは、その築70年を超える沖縄の古民家をそのまま利用した店舗です。 赤い瓦屋根、縁側、そして中に入れば畳が広がる空間は、訪れる人を懐かしく温かい気持ちにさせてくれます。 店内には、かつて使われていたであろう仏壇の棚なども残されており、まるで沖縄のおばあちゃんの家に招かれたかのような、心安らぐ時間を過ごすことができます。
窓から差し込む柔らかな光と、心地よい風を感じながら過ごすひとときは、沖縄旅行の特別な思い出になること間違いありません。都会のカフェでは味わえない、ゆったりとした空気感がこのお店には流れています。座敷席がメインなので、足を伸ばしてのんびりとくつろげるのも嬉しいポイント。奥にはテーブル席も用意されています。 まさに、沖縄の日常にそっと溶け込むような体験ができる場所なのです。
店主の想いが詰まった「おばあちゃんの味」
この素敵なカフェを営むのは、埼玉県出身の店主、小島雅美さんです。 店の看板メニューである「おはぎ」は、小島さんが幼い頃から親しんできた、おばあ様秘伝のレシピを受け継いだもの。 大好きな沖縄でこのお店を開くにあたり、その思い出の味を再現しました。
沖縄には元々「ふちゃぎ」という、おはぎに似た餅菓子がありますが、甘さはなく塩味で、おはぎの文化はあまり根付いていませんでした。 開店当初は、おはぎがどんなお菓子なのかを説明することから始まったといいます。 しかし、北海道産の十勝あずきを使い、天候や湿度に合わせて炊き方を調整しながら作られる、甘さ控えめで優しい味わいのおはぎは、次第に地元の人々の心をつかんでいきました。 注文を受けてから一つひとつ丁寧に握られるおはぎには、店主の温かい想いとこだわりが詰まっています。
営業時間・定休日などの基本情報
旅行の計画を立てる上で、お店の基本情報は欠かせません。訪問してから「お休みだった!」なんてことがないように、事前にしっかりと確認しておきましょう。
項目 | 詳細 |
---|---|
店名 | みやび茶屋 仲元(みやびちゃや なかもと) |
住所 | 沖縄県沖縄市諸見里3-22-15 |
電話番号 | 098-932-5747 |
営業時間 | 11:00~18:00(※売切れ次第終了) |
ランチタイム | 11:00~14:30 |
定休日 | 日曜日、月曜日、火曜日 |
駐車場 | あり(3台~6台程度) |
支払い方法 | 現金(※QRコード決済不可) |
看板メニューは絶品!手作りおはぎと和スイーツ
沖縄市諸見里「みやび茶屋・仲元」さんへ!
「冷やしミルク金時」!美味い!
夏してきました!!! pic.twitter.com/pcOJNXO7BS— ひがっす (@showtokkyu_higa) August 14, 2025
「みやび茶屋 仲元」の魅力は、その雰囲気だけではありません。心と体が喜ぶ、手間ひまかけて作られた美味しいメニューが待っています。看板メニューのおはぎから、お腹を満たす食事、そして優しい甘さのスイーツまで、どれも一度は味わってみたい逸品ばかりです。
注文ごとに握る!愛情たっぷりの3種のおはぎ
このお店を訪れたら、絶対に外せないのが看板メニューの「おはぎ」です。 ここのおはぎは、作り置きではなく、注文が入ってから一つひとつ丁寧に握ってくれるのが最大の特徴。 だから、いつでもできたての、もち米の温かさと優しい味わいを楽しむことができます。
味は「あんこ」「ごま」「きなこ」の3種類。 特にこだわっているのが、北海道十勝産の小豆を使い、甘さ控えめに仕上げたあんこです。 小豆の風味をしっかりと感じられる上品な甘さは、甘いものが得意でない方にも好評です。まんまるでコロンとした可愛らしい見た目も、思わず写真に撮りたくなります。
店内では、お好きなおはぎ2つとドリンクがセットになった「おはぎのセット」も人気です。 もちろんテイクアウトも可能なので、ドライブのお供やホテルでのおやつ、大切な人へのお土産にもぴったり。 沖縄の風を感じながら、優しい甘さのおはぎを頬張る時間は、格別なものになるでしょう。
ランチも人気!心温まる「すいとん」と「ひやむぎ」
甘味処として有名ですが、「みやび茶屋 仲元」はランチタイムの食事メニューも大変人気があります。 特に、野菜がたっぷり入った「すいとん」は、心も体も温まる優しい味わいです。 出汁には昆布と椎茸を使い、動物性の素材は一切使用していないため、素材の旨味をしっかりと感じることができます。
さらに、希少な琉球在来豚アグーを使った「すいとん豚(とん)のセット」は、アグー豚の甘みとコクが溶け出した、ここでしか味わえない贅沢な一品です。 暑い日には、つるっとした喉ごしの「ひやむぎ」もおすすめ。 こちらは、店主の地元・埼玉の食べ方である、濃厚な胡麻ダレでいただきます。
ランチタイム(11:00~14:30)には、これらの食事メニューにドリンクと甘味(おはぎ or どらやき)が付いたお得なセットが用意されています。 沖縄の家庭料理とはまた違った、どこか懐かしい和の食事で、旅の合間にほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。
沖縄ぜんざいとはひと味違う?優しい甘さの和スイーツ
沖縄の夏の定番スイーツといえば、金時豆と白玉の入ったかき氷「沖縄ぜんざい」が有名ですが、「みやび茶屋 仲元」では、本土で親しまれている小豆を使った和の甘味を味わうことができます。
温かい「田舎しるこ」は、ふっくらと炊かれた小豆の優しい甘さが体に染み渡る一品。 寒い日や、クーラーで少し冷えた体にぴったりです。また、おはぎと並んで人気なのが、小ぶりで可愛らしい「どらやき」。 乳製品を使わずに作られた生地はふわふわで、中のあんことの相性も抜群です。
さらに、夏場にはかき氷メニューとして「みやび抹茶ミルクぜんざい」が登場することもあります。 こちらは、沖縄ぜんざいの金時豆ではなく、お店自慢の小豆を使った内地風の氷ぜんざいで、抹茶のほろ苦さとミルクの甘さが絶妙にマッチします。 沖縄の伝統的なスイーツとはまた違う、本格的な和の甘味を、古民家の落ち着いた空間でじっくりと堪能してください。
みやび茶屋 仲元へのアクセスと駐車場情報
「みやび茶屋 仲元」は、沖縄市の閑静な住宅街の中にあります。 初めて訪れる際は少し迷うかもしれませんが、ポイントさえ押さえれば大丈夫。ここでは、車でのアクセス方法や駐車場の情報について詳しく解説します。
迷わないためのポイント!車での行き方
沖縄旅行の主な移動手段であるレンタカーでのアクセスが便利です。最寄りの高速道路のインターチェンジは沖縄南ICで、そこから車で約5分ほどの距離にあります。
お店は国道330号線から少し入った、細い路地のある住宅街に位置しています。 口コミでは「少し入り組んだ場所にあって通り過ぎてしまった」という声もあるため、カーナビの案内に加え、ゆっくりと周囲を確認しながら進むのがおすすめです。
もし道に迷ってしまったら、焦らずにお店に電話(098-932-5747)をして道順を確認するのも一つの手です。
駐車場は何台停められる?注意点も解説
お店の奥に、無料の専用駐車場が用意されています。 駐車可能な台数については、3台という情報や、縦列駐車を含めて6台という情報があり、停められる台数には限りがあるようです。
週末やランチタイムなど、混雑が予想される時間帯に訪れる場合は、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。もし駐車場が満車だった場合は、お店の方に相談してみましょう。
住宅街の中にあるため、周辺の道路は広くありません。駐車する際や、お店の周りを運転する際は、近隣住民の方への配慮を忘れず、安全運転を心がけてください。
テイクアウトは電話予約がおすすめ
「みやび茶屋 仲元」では、おはぎやどらやきなどの甘味をテイクアウトすることができます。 店内でゆっくり過ごす時間はないけれど、名物のおはぎを味わってみたいという方には、テイクアウトがぴったりです。
おはぎは注文を受けてから握るため、少し時間がかかる場合があります。 そのため、特に複数の商品をテイクアウトしたい場合や、後の予定が決まっていて急いでいる場合は、事前に電話で注文をしておくのが非常にスムーズです。
あらかじめ電話で受け取りたい商品と時間を伝えておけば、待つことなくスムーズに受け取ることができます。せっかくの沖縄旅行、時間を有効に使うためにも、事前の電話予約を活用してみてはいかがでしょうか。ドライブのお供に、美味しいおはぎがあれば、移動時間もさらに楽しいものになりますよ。
店内の雰囲気と過ごし方
「みやび茶屋 仲元」を訪れる魅力は、美味しい甘味や食事だけではありません。沖縄の伝統的な古民家が持つ、ゆったりとした空気感の中で過ごす時間そのものが、特別な体験となります。ここでは、店内の様子やおすすめの過ごし方をご紹介します。
まるでおばあちゃんの家!ゆったり流れる時間
お店の引き戸を開けると、そこにはまるでタイムスリップしたかのような、懐かしい空間が広がっています。 い草の香りがする畳間、趣のある欄間や磨りガラスの窓など、沖縄の昔ながらの暮らしが垣間見える設えは、訪れる人の心を和ませてくれます。
都会の喧騒を忘れさせてくれる静かで落ち着いた雰囲気の中、読書をしたり、窓の外の景色をただぼんやりと眺めたり…。思い思いの時間を過ごすことができます。忙しい日常や旅の疲れから解放され、心からリラックスできることでしょう。店内に流れる穏やかな時間は、何よりの贅沢かもしれません。お客様一人ひとりが、この空間の魅力を感じながら、お腹も心も満たされる時間を過ごしてほしい、という店主の想いが伝わってきます。
座敷席でリラックス!子連れでも安心
店内は、足を伸ばしてくつろげる座敷席がメインとなっています。 小さなお子様連れのファミリーにとっては、靴を脱いでリラックスできる座敷席は非常にありがたい存在です。周りを気にしすぎることなく、家族団らんの時間を楽しむことができます。
ただし、店内は静かに過ごす他のお客様もいらっしゃいますので、お子様からは目を離さないようにしましょう。温かい雰囲気のお店なので、周りへの配慮を忘れなければ、家族みんなで素敵な思い出を作ることができるはずです。
縁側から見える沖縄の日常風景
沖縄の古民家ならではの縁側も、このカフェの魅力的なスペースの一つです。晴れた日には、縁側に座って庭の緑を眺めるのも心地よいでしょう。庭に植えられたソテツなど、沖縄らしい植物が旅の気分を盛り上げてくれます。
縁側から見えるのは、特別な観光地の景色ではありません。そこにあるのは、沖縄のありのままの日常風景です。しかし、その何気ない風景こそが、旅の思い出をより一層深いものにしてくれることもあります。運が良ければ、お店の周りにいる猫がひょっこり顔を見せてくれるかもしれません。 甘いおはぎを片手に、縁側で三線の音が聞こえてきそうな沖縄の昼下がりを過ごす…そんな贅沢な時間をぜひ体験してみてください。
合わせて訪れたい!沖縄市周辺の観光スポット
「みやび茶屋 仲元」でお腹と心を満たした後は、沖縄市の魅力的な観光スポットへ足を運んでみませんか?独特の文化が根付くこのエリアには、見どころがたくさんあります。
異国情緒あふれる「コザ」の街を散策
「みやび茶屋 仲元」がある沖縄市は、「コザ」という愛称で親しまれ、戦後アメリカ文化の影響を色濃く受けた独特の雰囲気を持つ街です。 英語の看板が並ぶ商店街や、個性的なショップ、ライブハウスなどが点在し、歩いているだけでも楽しめます。
かつて嘉手納基地の門前町として栄えた歴史があり、沖縄とアメリカの文化が融合した「チャンプルー文化」を肌で感じることができます。少し足を伸ばして、コザの街を散策すれば、沖縄のまた違った一面を発見できるはずです。店主の小島さんも、このコザという街が大好きで、お店がこの地域の魅力を伝える場所になれれば、と語っています。
家族で楽しめる「沖縄こどもの国」
もしお子様連れの旅行なら、「沖縄こどもの国」は外せないスポットです。ここは、動物園とチルドレンズミュージアムが融合した複合施設で、一日中楽しむことができます。
動物園エリアでは、琉球犬や与那国馬といった沖縄在来の家畜をはじめ、様々な動物たちに出会えます。また、チルドレンズミュージアム「ワンダーミュージアム」では、触って学べる体験型のアートや科学の展示が充実しており、子どもたちの知的好奇心を刺激します。家族みんなで楽しめる沖縄こどもの国は、「みやび茶屋 仲元」からも車でアクセスしやすい場所にあります。
自然に癒される「東南植物楽園」
のんびりと自然の中で癒されたいという方には、「東南植物楽園」がおすすめです。日本最大級の屋外植物園で、南国ならではの珍しい植物や、ヤシの木が立ち並ぶ美しい景色が広がっています。
広大な敷地は「水上楽園」と「植物園」の2つのエリアに分かれており、それぞれ違った表情の自然を楽しむことができます。園内では、動物とふれあえるイベントや、カピバラに餌やりができる体験なども人気です。美しい植物に囲まれて深呼吸すれば、心も体もリフレッシュできるでしょう。
みやび茶屋 仲元で心に残る沖縄の思い出を
この記事では、沖縄市にある古民家カフェ「みやび茶屋 仲元」について、その魅力や楽しみ方をご紹介しました。
店主のおばあ様から受け継いだ優しい甘さのおはぎ、築70年の沖縄古民家が醸し出す懐かしく温かい雰囲気、そして心温まる食事メニューの数々。 ここには、沖縄旅行をより一層特別なものにしてくれる要素がたくさん詰まっています。
那覇やリゾートエリアの華やかさとはまた違う、沖縄の穏やかな日常に触れることができるのも「みayび茶屋 仲元」の大きな魅力です。次の沖縄旅行では、少し足を伸ばして、この素敵な和カフェを訪れてみませんか。きっと、あなたの心に深く残る、優しい思い出が作れるはずです。
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