フクギパン(中城村)は沖縄旅行で行くべき!古民家パン屋の魅力とメニュー、アクセス方法を解説

沖縄カフェ&グルメ巡り

沖縄旅行の楽しみといえば、美しい海や独自の文化、そして美味しいグルメですよね。定番の沖縄そばやステーキも外せませんが、地元の人々に愛されるパン屋さんを訪れてみるのはいかがでしょうか。今回ご紹介するのは、沖縄本島中部の中城村(なかぐすくそん)にある古民家を改装したパン屋さん「フクギパン」です。

緑豊かなフクギの木々に囲まれた趣のある空間で、沖縄の素材を活かした心温まるパンが楽しめると、パン好きの間で話題沸騰中のお店です。 この記事では、沖縄旅行を計画しているあなたへ向けて、「フクギパン」の魅力や人気メニュー、そしてアクセス方法まで、詳しくご紹介していきます。次の沖縄旅行の立ち寄りリストに、ぜひ加えてみてください。

沖縄の隠れ家的人気店「フクギパン」とは?

「フクギパン」は、沖縄県中頭郡中城村の静かな住宅街にひっそりと佇む、人気のパン屋さんです。 ただパンを販売するだけでなく、その建物や周辺の環境、パン作りの背景にも素敵な物語が詰まっています。観光客で賑わうエリアとは少し離れた場所にあるため、まさに「隠れ家」と呼ぶにふさわしい特別な空間です。

フクギの木に囲まれた赤瓦の古民家

お店の最大の特徴は、何と言ってもその赤瓦の古民家をリノベーションした趣のある外観です。 まるで沖縄のおじいちゃん、おばあちゃんの家に遊びに来たかのような、どこか懐かしく温かい気持ちにさせてくれます。

お店の名前の由来ともなっているのが、建物を囲むように植えられた「フクギ」の木々です。 このフクギは、店主である新垣さんの祖父が植えたものだそうです。 沖縄では古くから台風の風から家を守るための防風林としてフクギが植えられており、沖縄の原風景を感じさせてくれます。 緑の葉が揺れる音を聞きながらパンを選ぶ時間は、とても癒されるひとときとなるでしょう。

農家さんが営む、自家製野菜を使ったパン作り

フクギパンを営むのは新垣さんご夫妻。 夫の正さんが大切に育てた野菜や果物を使い、妻の香奈芽さんが愛情を込めてパンを焼いています。 先祖代々受け継がれてきた家と畑を大切にしたいという想いから、この場所でパン屋さんを始めたそうです。

そのため、店頭に並ぶパンには、旬の自家製野菜や果物がふんだんに使われています。 季節によってラインナップが変わるのも大きな魅力の一つ。訪れるたびに新しい味との出会いがあり、作り手の顔が見える安心感と、素材そのものの美味しさを存分に味わうことができます。

温かみのある店内の雰囲気とパンのラインナップ

お店の中に一歩足を踏み入れると、木のぬくもりを感じる和やかな空間が広がっています。 カウンターには、やちむん(沖縄の陶器)の器にのせられた、見た目も可愛らしいパンがずらりと並びます。

パンの種類は、お惣菜パンから甘い菓子パン、サンドイッチ、そしてこだわりのベーグルまで非常に豊富です。 ころっと丸い形の田芋パンやあんぱん、葉っぱの模様が入ったメロンパンなど、その可愛らしい見た目にも心が躍ります。 人気店のため、お昼過ぎには品薄になってしまうこともあるそうなので、たくさんの種類から選びたい方はオープン時間に合わせて訪れるのがおすすめです。

フクギパンの人気メニューをご紹介!

自家製や地元の素材にこだわったフクギパンには、ここでしか味わえない魅力的なパンがたくさんあります。沖縄旅行の記念に、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

地元の素材を活かした月桃パン

沖縄らしいパンを試してみたい方には、「月桃(ゲットウ)パン」がおすすめです。 月桃はショウガ科の植物で、独特の爽やかな香りが特徴。沖縄では、お餅を月桃の葉で包んだ「ムーチー」という伝統的なお菓子が有名です。

フクギパンの月桃パンには、「紅芋あんとおもち入り」「あんこバター」の2種類があります。 鮮やかな緑色の生地に、月桃の香りがふわっと広がり、中の餡との相性も抜群です。 まさに沖縄の恵みを感じられる、フクギパンならではの一品と言えるでしょう。

もっちり食感がたまらないベーグル

パン好き、特にベーグル好きの方から高い支持を得ているのが、フクギパンのベーグルです。 もっちりとした食感が特徴で、そのクオリティの高さに驚く人も少なくありません。

フレーバーも個性的で、「コーヒー」「ココナッツクランベリー」「いちじく・くるみ・クリームチーズ」「焼き芋」など、訪れる日のラインナップが楽しみになるような魅力的なものが揃っています。 地元の素材を活かした本格的なベーグルは、朝食やランチにもぴったりです。

ボリューム満点のサンドイッチやお惣菜パン

甘いパンだけでなく、ランチにも最適なサンドイッチやお惣菜パンも充実しています。特にInstagramなどで見て訪れる人も多いのが、ボリューム満点の「BLTサンド」です。

他にも、カツサンドやたまごサンド、グリルチキンサンドなど、どれも美味しそうなものばかり。 夫の正さんが育てた新鮮な野菜が使われていることもあり、その美味しさは格別です。沖縄の美しい景色を眺めながら、フクギパンのサンドイッチでピクニックランチ、というのも素敵な旅の思い出になりそうですね。

季節の野菜や果物を使った限定パン

農家さんが営むパン屋さんだからこそ出会えるのが、季節の野菜や果物を使った限定パンです。 その時期にしか味わえない旬の味覚がパンになるため、訪れるたびに新しい発見があります。

例えば、自家製の里芋を使ったパンなど、他ではなかなか見かけないユニークなパンが登場することもあります。 お店のSNSなどで最新情報をチェックしていくと、思わぬ限定パンに出会えるかもしれません。こうした一期一会の楽しみも、フクギパンが多くの人を惹きつける理由の一つです。

フクギパンへのアクセスと来店の際の注意点

沖縄旅行中にフクギパンを訪れるために、事前にアクセス方法や営業情報を確認しておきましょう。住宅街の中にあるため、少し分かりにくい場所にありますが、その道のりもまた探検気分で楽しめます。

店舗の場所と地図(中城村北浜)

フクギパンは、沖縄本島中部の東海岸に位置する中城村(なかぐすくそん)の北浜(きたはま)という地区にあります。 周囲は静かな住宅街で、大きな看板などはありません。 まさに知る人ぞ知る隠れ家的なパン屋さんです。

住所
〒901-2414 沖縄県中城村北浜328

那覇空港からは沖縄自動車道を利用しておおよそ40分〜1時間程度、最寄りの西原ICからは車で約15分ほどの距離です。 カーナビやスマートフォンの地図アプリを利用して向かうのが確実ですが、「本当にこの先にあるの?」と少し不安になるほどのどかな場所にあります。

駐車場について

店舗の向かい側に専用の駐車場が用意されています。5台ほど停めることができるスペースがあります。 住宅街の中にあるため、路上駐車はせず、必ず指定の駐車場を利用するようにしましょう。

営業時間と定休日(売り切れ次第終了に注意)

フクギパンを訪れる際に最も注意したいのが、営業時間と定休日です。

項目 詳細
営業時間 11:00~17:00
定休日 日曜日、月曜日、火曜日

※2022年2月時点の情報です。

営業日は週に4日(水・木・金・土)と限られています。また、人気のパンは午前中に売り切れてしまうことも多く、パンがなくなり次第、営業時間内でも閉店となります。 確実にパンを購入したい方は、できるだけ早い時間に訪れることを強くおすすめします。

フクギパンと合わせて訪れたい周辺スポット

フクギパンのある中城村やその周辺には、魅力的な観光スポットが点在しています。せっかく訪れるなら、合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

世界遺産 中城城跡

フクギパンから車で15分ほどの場所にあるのが、世界遺産にも登録されている「中城城跡(なかぐすくじょうあと)」です。琉球王国時代の石垣が非常に美しい状態で残されており、歴史ファンならずとも訪れる価値のある場所です。高台からは美しい海を眺めることもできます。

絶景が楽しめるカフェ

中城村や隣接する北中城村(きたなかぐすくそん)には、高台からの景色が自慢のカフェが数多くあります。フクギパンで美味しいパンを購入し、絶景カフェでドリンクをテイクアウトして、景色の良い公園などでいただくのもおすすめです。

店名の由来?本部町の「備瀬のフクギ並木」にも足を延ばして

もし時間に余裕があれば、沖縄本島北部、美ら海水族館の近くにある「備瀬(びせ)のフクギ並木」まで足を延ばしてみるのも良いでしょう。 数千本ものフクギの木が約1kmにわたって続く緑のトンネルは、まるで別世界に迷い込んだかのような神秘的な空間です。 差し込む木漏れ日の中をゆっくり散策すれば、心も体もリフレッシュできるはず。フクギパンの店名の由来にもなったフクギの魅力を、全身で感じてみてください。

まとめ:フクギパンで沖縄のぬくもりあふれるパンを味わおう

沖縄県中城村にある古民家パン屋「フクギパン」は、ただ美味しいパンが買えるだけでなく、沖縄の伝統的な風景、作り手の温かい想い、そして旬の恵みに出会える特別な場所です。

フクギの木々に囲まれた赤瓦の古民家という最高のロケーションで、農家さんでもある店主が愛情込めて育んだ野菜や果物を使ったパンは、一口食べれば心まで満たされるような優しい味がします。

沖縄旅行で少しだけ足を延ばして、地元の人々に愛される「フクギパン」を訪れてみませんか。そこにはきっと、あなたの旅をより一層豊かにしてくれる、素敵な出会いが待っているはずです。

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